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星野智幸 / 集英社文庫 (8件のレビュー)
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dklikesv
野間文芸新人賞受賞作。こういったマジックリアリズムの手法を用いた作品を読むと、現実を批判する虚構の愉しみ方を勉強させてもらえる。
投稿日:2014.02.25
symphonycogito
タイトルと表紙から感動系サッカー小説を期待して手に取ったら大火傷を食らうであろう、意欲的な実験作。表題作「ファンタジスタ」は、パラレルワールド的な日本で、フットボールの英雄が大統領選に立候補したという…「お話」には収まらずに、ファシズムや全体主義、多数派の共闘といった暴力の現れを描いている。収録作それぞれが、人間が産み出した非人間的で強大な力と闘っているように感じた。フィクション故の鋭い視点が、現実に立ち向かっている。文章から、泥臭さと熱気が立ち込めてくるようで、本気で本を読んでいるんだ、と思わず実感してしまうような作品。続きを読む
投稿日:2011.11.10
atuypoknasir
おもしろかった。 ユニフォームじゃなくてマルチフォーム、最高。 スポーツがもたらす一体感が閉塞感を伴うことがあざやかに表現されていて、読後も満足感があった。
投稿日:2011.01.07
38
【作家の読書道:第104回 星野智幸】なので読んでる。 どれもSFと社会派の要素がドレッシング。 "ハイウェイ・スター"が一番両要素が濃くて楽しめた。
投稿日:2010.07.17
EZM
5/3 あくまで書物(=フィクション、非現実)であることの意識は失わず、そのうえで政治を語る表題作。
投稿日:2010.05.03
かつべぇ
今年の春にこんなタイトルとカバーで平積みにされていたもんだから、てっきりあの手の小説だろうと、ついつい安易に手を出してしまったのが失敗。歯を食いしばって最後まで読んだけど、おいらにはダメ。さっぱり楽…しくない読書でした。 おいらは思うのだけど、活字っていうのは映画や音楽と違って、こちらが読みにいくという行為が必要なのですよね。放っておけば物語は進まないし曲も聴こえてこない。なので、まずは読みたくなる物語を書くべきですよ。その裏で何を仕組もうと構わないけどね。続きを読む
投稿日:2006.11.11
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