【感想】仕事の技法

田坂広志 / 講談社現代新書
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
7
6
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • herogroove

    herogroove

    ★★★
    今月13冊目
    うーん、ビジネスマンには向く。
    自由奔放な私にはさほど。
    振り返り、反省が大切てこと。表面の言葉よりも表情しぐさから内側を予想しろと

    投稿日:2023.02.16

  • linmaru

    linmaru

    このレビューはネタバレを含みます

    仕事の時に気を付けたいと思う点が幾つかありました。

    ・傍が楽になるように動くことが働くということ
    ・終わった直後に反省会で相手の視点で追体験をする
    ・深夜に反省日誌を書いて複数の自分の視点で振り返る

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.09.23

  • さわ

    さわ

    仕事だけでなく日常においても意識することで人間としての深みを出すトレーニングになると感じた。結局は実践を通して自身で体得するものであり、理論を学んだだけでは意味が無いことも再認識させられた。

    投稿日:2022.08.12

  • わか

    わか

    言葉以外のメッセージ(深層対話)を感じ取ることが重要。
    なぜなら、コミュニケーションの8割は非言語メッセージ。非言語メッセージから読み取ることで、言語だけでは得られない多くの情報を得ることができる。

    実践方法は、相手の立場、性格、状況を把握し、あらゆる所作に注目することで心の動きを読み取る。
    例えば、上司に対しては単に作業をするのではなく、心を楽にしてあげられるように進捗状況などを早めに報告する。
    また、商談時お客様に対してはトーンや表情をみて言葉からは見えない本音を観察する。

    注意点として、心の動きを読み取れるようになっても相手を操作しようとしてはならない。一流にはバレる。誰しも悩みながら懸命に生きているので、すべての人に敬意をもって共感し支援し協調する。

    深層対話力を高めるには、事前準備と事後反省を行う。
    事前準備は、戦略的行動が必要。先読みして起こりうる場面に対して意図をもった準備、行動をする。準備しておくことで事後反省がしやすくなる。
    事後反省は、2つの方法。
    1つ目は事後直後に非言語から感じ取ったことを時間の流れに沿って複数メンバーで追体験を行う。
    2つ目はは深夜の反省日誌を使って自己と対話する。注意点としてあらゆる立場の人と自分を対話させ、自身のエゴで認識することを防ぐ。
    続きを読む

    投稿日:2020.06.21

  • yoshimo(HIU)

    yoshimo(HIU)


    『仕事の技法』著:田坂広志(講談社、2016/1/20)

    なぜ、「プロフェッショナルの書いた本」が溢れているのにも関わらず、「プロフェッショナルになる人間」は少ないのか?

    この疑問を解くために「知識」と「智恵」の違いを理解しなければなりません。
    「知識」とは言葉で表せるものであり、書物で学ぶことができるものであり、それに対して、「智恵」とは、言葉では表せないものであり、経験を通じてでしか掴めないものになります。

    そして、多くの読者が間違えてしまうことは何か。
    それは「知識」を学んだだけで、「智恵」をつかんだと思い込んでしまうことです。

    本を読む人の多くがこの現実離れした錯覚に陥ってしまいます。
    本に書いてある、「ポイント」、「心得」、「技術」にマーカーを引くだけで、読者は何かを掴んだと錯覚します。単に、その知識を記憶しているだけということにも関わらず、著者の智恵を掴んだと錯覚します。そして、マーカーだらけの、智恵の溢れすぎた本を読み返し、現在の自分にとって何が大切なのかを見失ってしまいます。

    書物を読み、今、現在の自分が掴むべきと感じたものを仕事で何度も何度も実践して、智恵として体得する。同じ本でも、読む人が抱く課題や問題意識によって線を引くポイントは異なるにも関わらず、現実感や問題意識の無い人のマーカーの線は多くなっていきます。

    気付かないといけません。簡単に手に入るものなど何もないと。時間をかけずに熟成するものなど何もないと。得やすいものは失いやすく、それらは代替可能であると。
    あなたの後生大事にしている「時間」を「経験」にかえてきたのが、プロフェッショナルなのです。

    元三冠王の落合選手のバッティング論を聞いて、頭で理解しても、誰も実践出来ないのです。「できそうだな」と、現実離れした錯覚に陥っているだけなのです。
    現実感が無く、浮遊していた私は本書を読み、大変反省することになりました。
    働く人に本書を贈ります。

    続きを読む

    投稿日:2020.06.10

  • KASUMI

    KASUMI

    さまざまな仕事に応用できる仕事の技法は深層対話力である。

    深層対話力とは相手の深層の心と対話する力であり、言葉以外のメッセージを受け取ることである。
    言葉以外のメッセージを受け取るためには、相手の発言、仕草、動作に注目する必要がある。なぜあのときあの表情だったのか、あの発言をしたのか、あの動作の意味は何か、振り返り反省を繰り返すことで深層対話ができるようになる。またこの反省会は多数の知見を得るために、上司や部下と一緒に行うことが大切である。1人で行うと無意識に自分のもつエゴに流さ、間違った解釈をしてしまうことに注意すべきである。一方で1人での反省にも意味がある。1人で振り返り、思ったことを書き出す中で、冷静さを取り戻し、他人のせいにせず自分自身の課題と向き合うことができるようになる。
    また事後の反省のみならず、事前の場面予測も重要である。これから起こることを予測し、戦略を考えておくことで臨機応変に対応できるだけでなく、その後の反省も深くなる。戦略は大きなものだけでなく、五分先の場面も想像し、戦略を練るべきである。
    言葉以外のメッセージは相手から受け取るだけでなく、自分の動作、仕草からも伝わることを意識しておかなければならない。そしてそのほとんどは自分では気づくことができないため、常に自らと向き合う必要がある。無意識に相手を操作しようとしてないか、自分にとって有利に解釈してないか、常に己の深層と向き合うことが大切である。
    そして相手に対しては常に敬意を持って接することが、その人の人間力につながり、その人間力は言葉からも姿からも伝わり、相手の心に残るものであるため、重要である。
    続きを読む

    投稿日:2020.04.08

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。