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葉室麟 / 集英社文庫 (45件のレビュー)
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総合評価:
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ハル
戦国の世で繰り広げられる女たちの戦い。その中で信長の娘であることで、清く姿勢を正して、相手の心を理解しながら難を逃れていく冬姫を応援しながら、あっという間に読み終わった。
投稿日:2023.08.02
shiro
信長の娘、冬の生き様。 蒲生氏に嫁いだ冬という女性がいたことも知らなかったけれど、歴史上の有名武将もいっぱい登場するので流れは分かりやすかった。 始めは呪いなどの話題も多く面白く読んでいたけれど、段々…と人間関係のしがらみに苦しみながら「女いくさ」を戦い抜く強い女性に圧倒された。 侍女のもずの苦悩と献身も見所だった。続きを読む
投稿日:2023.05.13
はいなん
織田信長の娘として産まれた冬姫の物語 久しぶりに葉室麟らしい本を読んだ。 この時代の家や家族を守る女性の強さと怖さが伝わって来た。安土城、蒲生など近くに住んでいた事もあったが初めて知る事ばかりだった。…沢山の登場人物が描かれていたが それぞれが光輝くように感じた、個人的にはもずに魅力を感じた。続きを読む
投稿日:2022.06.19
mysterymanbo
戦国時代、男は武器と才覚で運命を切り拓き、女は夫のため家のため気丈な心でいくさをする。命がけで産んだ子を、ときには敵国ヘ人質にやり、戦場へと送り出さなければならない。 信長の2女として生まれた冬姫、秀…吉治世下での女同士の生存競争にスポットライトを当てた歴史物語です。続きを読む
投稿日:2021.12.15
Mika Hashimura_ReadingBooks
織田信長の次女冬姫様の物語を読みました。蒲生氏郷公に嫁がれたんですね。 この本は戦国時代の有名人物のエピソードを「これでもか」って言う位盛り込んでくれています。主役がちょっと霞んでしまうほど... … でも、それだけ個性的な人物がいっぱいいた時代ってことですよね!続きを読む
投稿日:2021.09.07
読書Walker
このレビューはネタバレを含みます
2021年、7冊目です。 織田信長の娘、冬姫の生涯を描いたものです。 信長の娘にして、名将蒲生氏郷の妻である冬姫の一生を描いています。彼女が生きた時代は、戦国時代の真っただ中から、徳川の世になるまでです。非常にたくさんの歴史上の人物との関わりが描かれています。 大胆な設定ですが、冬姫の母は、信長の正室である帰蝶の娘とされています。 それゆえ、他の娘たちとは別格で、父信長に目を掛けられます。 物語は、「女のいくさ」といわれる女性たちの戦いが描かれています。 戦国時代の男の戦に関わる表現描写はほとんどありません。 父信長の目指した世の在り様を実現しようとする夫氏郷を支えていきつつ、 自分なりの「女のいくさ」をしていきます。 信長の妹お市の方、その娘の淀の方との確執が、織田信長の目指したものを どうそれぞれが咀嚼して受け継いでいったかの違いとして出てきています。 戦国時代のたくさんの小説を読みましたが、全く違った「姫」さまの視点で、 この時代を捉え、その生き様を描いたことに新鮮味を感じました。
投稿日:2021.02.21
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