【感想】決戦の島 吉岡清三郎貸腕帳

犬飼六岐 / 講談社
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • fuku ※たまにレビューします

    fuku ※たまにレビューします

    奇妙な貸腕業をしている吉岡清三郎シリーズ第三作。
    前作で完結?と思っていたので嬉しい驚きの続編。

    しばらく江戸を離れている間に家は徹底的に破壊され、生意気で冷たい下女のおさえは嫁に行っていた。
    再び貸腕業の看板を上げたものの、前作の戦いの後遺症でおかしな影響が出てしまっている清三郎。そのことは今後の商売、彼の生き方に何か変化を齎すのか、否か。
    そう言えば前作でも本来の大望よりももっと小振りに生きていってもいいような考えに変化しかかっていたような。

    おさえの代わりに転がり込んできた臨時の下女・瑞枝は非の打ちどころのない働きぶりだし女振りも良いし、さらに彼女は清三郎に傾きつつあるようで…。
    でもやっぱり清三郎も読者も気になるのはおさえ。
    さてどうなることやら。
    吾妻同心との絡みもまだまだ続きそう。

    今作もバッサバッサと人を斬っていくのだが、相手が悪者ばかりなので嫌な気持にはならない。
    それに顔は怖いけれど、心の中はおさえの父・善兵衛と変わらない部分もあるし。
    そう、『まあ、この男にもそういうときはある』。
    最後のシーンは好き。
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    投稿日:2017.05.05

  • 綾

    吉岡清三郎サンが悠々と勝ちを進めていくのを楽しむ小説。吉岡様には敵わないんだから、悪党どもはいちいちケンカを売らないように。

    投稿日:2015.09.29

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