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東堂いづみ, 栗山緑, 馬越嘉彦 / 講談社ラノベ文庫 (1件のレビュー)
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総合評価:
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日宮理李
このレビューはネタバレを含みます
いよいよの完結。いわば、エピローグのエピローグ。 彼女たちの未来に幸あれ。 読み終わって思うのは、一緒に笑ったり、泣いてくれる存在が親友であり、友達なんじゃないかなって。 それぐらいどれみという存在はみんなの中で大事で、いつも中心にいてくれたいいこだったんだって思います。 いつか子供が生まれたら、こんな優しいこ(どじっこ)に成長してくれるといいですねという優しい気分になれました。 ここらからは、今までのと今回のをまとめたような感想。 あいこ編 相変わらずメンタルがぶれそうになるのはまだ成長してないかな? とはいえ、大舞台で期待と初挑戦となると気持ちの入り方が変わるか……。 そんなあいこの重荷を外してしまえるどれみの存在はやっぱり凄いな。どんな辛い時もそばにいてくれて助けてくれた。 凄くしんみりしました。だからこそ、応援したいって気持ちがなんとなくわかる気がします。 おんぷ編 良い意味で彼女は昔を振り返りながら、昔に出来なかったことをすることができたんじゃないかと。母親が死んだりと辛いこともあったけれど、その中で彼女はどれみたちに何度もかけがえのない絆を感じ、一生忘れないんだろうなぁ。 ももこ編 彼女が初登場した最終話付近。 マジョモンローとのお話がありましたが、あれが彼女の起源でした。 色に染まるよりも、自分の色を見つけ装飾する。 その機会やきっかけを与えてくれた師匠や友達。その夢が輝くとかつての思い出もきっと現実になれると思います。 はづき編 この物語で何倍もの成長した人物。 昔はおどおどして頼りなさばかりが目立っていたけれど、歳相応の素敵なレディになったように見えます。 辛いことも嬉しいことも経験として生きてると感じたお話で、成長したと間違いなくはっきりいえる人物だと思います。 どれみ編 あまりに成功する人ばかり(もちろん辛いこともたくさんあった)で、まさか主人公がダメになるとは思わなかった。 そんな彼女が留年して一年頑張ってる姿はふたまわりくらいいつも以上に大きく変わったようにも思えました。 誰よりも人情にあつく、誰よりも応援してた人物がおめでとうと言われたのはすごく、人なりが出てもらい泣きしそうになりました。 誰かにありがとうって言われるのがこんなに素晴らしいものなんだなと、再認識させられました。 栗山緑先生、ありがとうございました。
投稿日:2015.12.15
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