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時雨沢恵一, 黒星紅白 / 電撃文庫 (24件のレビュー)
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1997977番目の読書家
とにかく面白かった。最後のティーが歌手や女優 になる夢良かった。 後は助けに来た国で、獣人とか色々、描写が綺麗だった。フォトから写真撮る凄さが大分心地良かった。
投稿日:2023.12.28
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
注:残酷・暴力的な描写が(少ないが)あるので、学校図書として置くかどうかは慎重に(例:人間の頭部に銃弾が当たり、顎から上だけが吹っ飛ぶ、脳が飛び散る等) 内容: 「「ひとつの国に滞在するのは3日間」…というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。キノたちが訪れる国は個性豊な人たちが暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく。」 ベストセレクション、コミック・アニメもあり。 第19巻: 「どんなに願っても 会えない 私は私に会えない」 -I Can't See Me- 発売日:2015年10月10日 登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子、フォトとソウ もくじ: ●プロローグ「捨てる国・b」(師匠のお話) ●第一話「美しい記憶の国」 ●第二話「天才の国」 ●第三話「秀才の国」 ●第四話「守る国」(シズのお話) ●第五話「戦えない国」 ●第六話「贋物の国」 ●第七話「助けに来た国」(フォトのお話) ●第八話「撃ちまくれる国」 ●エピローグ「捨てる国・a」(師匠のお話) ●あとがき短編「十五歳の話」(シズのお話)続きを読む
投稿日:2023.04.10
おさるのかごや
旅が始まってもう15年も経ちました。おまけエピソードで15年後のティーが登場しますが、そうしたらキノも師匠ぐらいの歳になってるはずですね。キノの旅は今風のラノベとはちょっと違いますが、こんな作品がまた…増えたらいいなと思います。?続きを読む
投稿日:2021.11.18
くー
空いた時間で読める本をと思い、久しぶりにキノの旅シリーズを読みました。私はこの作品の風景の描写が好きで、モトラドに乗って流れる景色を見ている様なきもちになります。 最近気づいたのですが、カバー後ろ…にある作者コメントを見ると何巻かわかるんですね。巻数がローマ数字で書かれているので、パッと知りたい時はここで見ることにします。 「天才の国」と「秀才の国」の話。極端に書かれている話かもしれませんが、実際に生まれてくる子を選ぶ親の話に似ているなと思いました。選ぶという書き方をするととても非人道的に思えますが、育てる親にもそれぞれ置かれた状況がある。だからそれが悪いことだと私は言い切ることができません。ただ、生まれてくる子供は親を選べない、その言葉を思い浮かべると切ない、悲しい気持ちになりました。続きを読む
投稿日:2021.04.12
cidenon
キノの旅は15周年だそう。 それなのに200ページちょっとしかなかったので、少し物足りない気がした。 新刊が出るのも年一回だから寂しい。 他の作品も書いているのはわかるが、キノが一番だと思うので、も…っと注力してほしいところ。 今回は寓話っぽさもあまりない。 戦争論みたいな押しつけがましいのばかりだと嫌になるが、考えさせられるような言葉をもっと読みたかった。 でも、「助けに来た国」の「同じように泣けない生き物は、一緒に暮らせない」というセリフが印象に残っている。 友達にしろ恋人にしろ、「一緒に笑える」ことよりも「一緒に泣ける」ことの方が大事なように私は思う。 嫌なことがあっても友達と盛り上がって吹き飛ばす!というような人もいるかもしれないが、多くの人にとっては「常に前向きに生きる」ということが難しいのではないだろうか。 器の小さい私なんかだと、辛い時に周りが楽しそうだと鬱陶しく感じることさえある。 これは「悲しんでいるときに寄り添ってくれる」という優しさの話ではない。 寄り添ってもらうというのはなんだかみじめだ。 泣くときの基準・価値観、そして泣いてしまうような「状況」を共有できれば……。 つまり、「同じ価値観」で「一緒に泣くことができる人」と「一緒に悲しい状況に飛び込む」ことができれば、こんなに心強いことはない。 共依存みたいになるのは困りものだが。 そういえば、銀色夏生さんの詩集『君はおりこうみんな知らないけど』の中に、 「僕たちは 何か一つ すくいあおう」 という一節があった。 同じ理由でこれもお気に入り。続きを読む
投稿日:2020.10.07
toroBOX
長いシリーズながら、作品の雰囲気が変わらないので安心して読める。童話調のサラリとした文体で、思わず深く考えてしまうような話だったり、心に残るような一文が毎度あるのが楽しい。「天才を探して世界中の赤子を…検査する『天才の国』」「天才とは教育が為すものだとする『秀才の国』」、この2つの話がお気に入り。続きを読む
投稿日:2019.02.12
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