【感想】フェルドマン博士の 日本経済最新講義

ロバート・アラン・フェルドマン / 文藝春秋
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
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7
0
1

ブクログレビュー

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  • kofsan

    kofsan

    まさに現在の日本の経済についての論評
    実感とはちょっとずれているような気がするが。
    まさに現時点の事情に合わせた時評なもので、わずか半年後に読んだだけで、ズレが生じている。
    長期的に参考にするような本ではない。続きを読む

    投稿日:2019.05.21

  • takeut

    takeut

    日本経済の問題点と可能性を丁寧にわかりやすく解説しています。
    客観的にアベノミクスの評価や現在のエネルギー政策、労働市場や少子高齢化、地方再生等について言及しています。

    本書の特徴としては、以下があげられます。
    ・トピックの網羅性が高い
    ・難しい用語が使われていない
    ・論点の整理が上手い

    諸問題の根本的原因は選挙制度にあるといってますが、全く同感です。
    印象的な言葉
    「人はともかく自分はがんばる」
    続きを読む

    投稿日:2018.12.30

  • aspoundation

    aspoundation

    いろんな視点から観察されていますが、
    フェルドマンさん日本を何とかしてください。
    お願いします。
    教育とか少子化対策とか時間がかかるのかなんどか

    投稿日:2018.10.15

  • riodejaneiro

    riodejaneiro

    このレビューはネタバレを含みます

    日本経済の比較的最近の動向についてやさしく説明してあり、ちまたによくあるただ批判するだけではない。しかしながら世の中に批判的な論調が多いせいか、そんなに上手くいってるのだろうか?と懐疑的になってしまう部分もある。

    特に二点ほど印象に残ったので以下、抜粋。

    P.2 経済学とはなにかとたずねられれば、”希少資源の最適な利用の学問”と答えます。さらにその目的は”希少性からくる世界の争いを減らし、世界を平和にすること”と言えるでしょう。国や人間が争ってきた歴史を振り返り、世界の現状を見れば、争いが希少なものや足りないものが原点になっている場合が多い事がわかります。水や石油、食べ物や環境など、希少資源や希少商品をどうやって構成配分し、どうやって希少性を解消するか。それを考えるのが経済学です。争いを減らして世界を平和にし、そこにいる一人一人の人たちを幸せにするための学問です。株や為替を上手に運用して、お金を儲ける事は目的ではなく、ひとつの手段にすぎません。

    P.47 中国の政府関係者が米国側に、”TPP条約は、できる限りオープンな貿易ルールにして、しっかりやってほしい。そしてできる限り、国営企業に関するルールを厳しくしてほしい”と注文したというのです。なぜでしょうか。中国政府の自由派、すなわち市場派は自国の問題点をよくわかっているからです。いずれ中国もTPPにはいろうという局面が訪れた時、”そういうルールで決まっているのなら、我々も従いましょう”ということができるからです。

    *この発言は李克強側からの見解だったのだろうか。中国がこのような事を発言していたとなると非常に興味深い。アメリカがTPPから抜けてしまったのが残念。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.09.11

  • sanbon-kei

    sanbon-kei

    本書は新書的な要素が非常に強い。筆者は日本の農業は強いと語るが、その根拠が乏しい。またオタク的なモノづくり、などのキーワードはあるが具体的に詳細が語られることはない。
    最終的には一般的に語られるこのままではダメだ、社会保障費を見直さなければならない、などの決まり切ったフレーズがあるがどれも本書のオリジナルではない。
    ターゲットを絞り、より詳細な分析が出来ていれば納得感はあっただろう。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.14

  • a0019447

    a0019447

    タイトル通り、経済学に関連した世の中のトレンド、日本の今後について考えた本。非常にわかりやすく解説されており、納得感あり。すぐに情報が更新されてしまう部分が多いのが残念だが、現時点に於いては知識整理にとても役立つ。

    <メモ>
    ・希少資源を最適に投入することが、産業に高い生産性をもたらし、経済を好循環させる。
    ・ハーバード交渉術より、合意を引き出すフレームワーク
     1 人と問題を切り離して考える
     2 条件ではなく利害に焦点を合わせる
     3 両者に有益な選択肢を発想する
     4 客観的基準を用いる
    続きを読む

    投稿日:2016.10.02

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