【感想】本をめぐる物語 小説よ、永遠に

神永学, 加藤千恵, 島本理生, 椰月美智子, 海猫沢めろん, 佐藤友哉, 千早茜, 藤谷治 / 角川文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
4
9
0
0

ブクログレビュー

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  • kyocoo

    kyocoo

    加藤さんの「青と赤の物語」と千早さんの「あかがね色の本」が好きでした。

    何度も出てくるテーマ、
    「物語がなくなったら?」。
    自然といつも以上に大事に読みましたとさ。笑

    投稿日:2024.03.06

  • 彩海本

    彩海本

    本好きにはたまらない、本好きのための本!

    本の中で本を読んでる人たちの話。

    最後の新刊小説が撲滅されるやつとか、、、読んでて、
    いやだ!いやだ!いやだ!そんなのは嫌だ!

    昔の小説も全て読破したいと、野望があるけど、それでも、、、新刊小説が出ないなんて!!!!
    なんか、悔しくて涙がでそうでした、、、、

    ホント、、、、

    わたしはこれだけ本が好きなんだから、もっともっともっと応援していかなくちゃならないよな!!!!と、思った。。。

    さすがに月30冊は買えないので、せめて数冊でも新刊買ってく!!!!!!!!!!

    全力で本屋さん支えて行きたい。。そんなふうに思う一冊でした。

    千早茜さんの短編は切なくて、、他の本も読みたくなりました!!!
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    投稿日:2023.08.23

  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    投稿日:2023.01.15

  • 夕日

    夕日

    2022/06/25

    ワールズエンドブックエンドが一番面白かった。3*3の法則とかって実在するん?

    投稿日:2022.06.25

  • cidenon

    cidenon

    『本をめぐる物語』はシリーズで、『小説よ、永遠に』は3作目にあたる。
    収録作品はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたもの。
    『ダ・ヴィンチ』の作品は一風変わったものが多くて苦手だ。
    案の定本作も違和感を感じる作品が多かった。


    神永学「真夜中の図書館」
    同著者の『心霊探偵八雲』のスピンオフ。
    表紙帯でもそれを売りにしている。
    しかし、巻頭にはふさわしくない、あまりにもひどい内容だった。
    ストーリーは何番煎じかもわからないような話で、文章はプロットそのまま、もっと悪く言えば箇条書きのよう。
    この作品を読んでしまったら、メインストーリーの『心霊探偵八雲』を読もうとは絶対に思わない。


    加藤千恵「青と赤の物語」
    著者は私と同郷、北海道出身だそう。
    なので、勝手に期待して読んだのだが、星をつけるなら3つというところ。
    本が規制された世界という設定が今ではあまり珍しくなく、既存作品から抜け出せていない。
    本を読んだ時に「自分のことが書かれている」と感じる青と、登場人物の「自分とはまるで違う、自由な言動」に驚く赤の反応の対比はよかった。
    真逆のことを感じているはずなのに、そのどちらも体験したことが私にはある。


    島本理生「壊れた妹のためのトリック」
    ミステリのようだが、結局真実はどういうものだったのか?
    母親の虐待があった?
    それはさすがにありきたりすぎて、もっと衝撃的な真実が隠されているような気もするが、そんな深読みは必要ない作品のようにも思える。


    椰月美智子「ゴールデンアスク」
    「ダ・ヴィンチ」らしいが、そんなに嫌いになれない作品だった。
    味のあるわけのわからなさ。
    感動するとか読み返したいとかそういう作品ではないが、うん、「味がある」という一言に尽きる。


    海猫沢めろん「ワールズエンド✕ブックエンド」
    物語AIのお話。
    SF×本というワクワクの設定だが、ラストが不満。
    どうしてこの流れからそのメッセージになる?という違和感。
    あと、AIが書いた小説を登場させれば面白そうなのに。
    山本弘さんならその方法で連作できそう、と思ってしまったところで、素直に違う本を読もうと考え直した。


    佐藤友哉「ナオコ写本」
    何を伝えたい話だったのか・・・・・・。
    この作者も北海道出身だそう。残念。


    千早茜『あかがね色の本』
    この短編集の中で間違いなく一番。
    シンプルな構成だが、短い中で思春期をうまく描いているし、読書体験が現実と結びついた時の感動がよく伝わる。
    実在する「あかがね色の本」は中学生の時に読んだはずだが、ほとんど覚えていない。
    芸術的な装丁のあの本をもう一度手にとってみたい。
    この作者も北海道出身。さすが。


    藤谷治『新刊小説の滅亡』
    出版する側が自らを規制していくという設定は面白いが、その理由に納得がいかない。
    可能性としてはわかるのだが、反論の余地を潰す気が感じられないのが気に食わない。
    ただ、ラストの問いかけは「自分にとって小説とは何か」を考えるきっかけになった。


    全体的に不満なのは、『本をめぐる物語』なのに、本に関わりのある作品が少ないこと。
    舞台が図書室とか、有名作品の名前が出てくるとか、そんな程度で満足すると思うな。
    コンセプトに沿って編集するのなら、もっとしっかり固めてほしい。
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    投稿日:2020.10.07

  • あさひ

    あさひ

    神永学『真夜中の図書館』
    加藤千恵『青と赤の物語』
    島本理生『壊れた妹のためのトリック』
    椰月美智子『ゴールデンアスク』
    海猫沢めろん『ワールズエンド×ブックエンド』
    佐藤友哉『ナオコ写本』
    千早茜『あかがね色の本』
    藤谷治『新刊小説の滅亡』
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    投稿日:2018.11.15

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