【感想】花燃ゆ 四

小松江里子, 五十嵐佳子 / NHK出版
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • chifuyuk

    chifuyuk

    すべて終わってからの復習になりました。ドラマ見てる時にはちょっとうざかった場面も、こうやって読み返すと悪くない感じでした。

    投稿日:2015.12.27

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2015.11.09読了)(2015.10.30購入)
    NHK大河ドラマのノベライズ版です。第4巻で最終巻です。
    9月からの15回の放映分が収録されています。刊行された段階で、8回分が放映済みです。
    長州軍が幕府軍を破った1866年から、楫取素彦が群馬県令の職を辞して美和と萩へ戻ったところで終わっています。
    楫取素彦が亡くなったのは、1912年で84歳。美和が亡くなったのは、1921年で79歳、とのことです。
    吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作が亡くなった後は、久坂美和(杉文)と楫取素彦(小田村伊之助)が主役の物語となります。たまに、木戸孝允(桂小五郎)が登場して、政府の動きを伝えてくれます。
    今回の大河ドラマは、主人公の美和(文)をいろんなところに登場させて、美和の働きで物事がうまく動いているかのように描かれていて、見事な脚本だと思います。記録がほとんど残っていないでしょうから、自由に動かすことができるんでしょうけど、大したもんだと思います。
    大政奉還、鳥羽伏見の戦い、版籍奉還、廃藩置県、岩倉使節団派遣、西南戦争、などを適当に挟みながら、物語は進行していきます。

    【目次】
    第三十六章 高杉晋作の遺言(9月6日)
    第三十七章 夫の忘れがたみ(9月13日)
    第三十八章 届かぬ言葉(9月20日)
    第三十九章 新しい日本人(9月27日)
    第四十章  二人の母(10月4日)
    第四十一章 いざ、群馬へ(10月11日)
    第四十二章 世界に賭ける糸(10月18日)
    第四十三章 萩の乱に誓う(10月25日)
    第四十四章 運命の糸を織る(11月1日)
    第四十五章 二人の夜(11月8日)
    第四十六章 未来への絆
    第四十七章 姉妹の約束
    第四十八章 富岡製糸場の危機
    第四十九章 二人に再婚
    最終章   いざ、鹿鳴館へ

    ●志(47頁)
    誰でも自由に志を立てられる、そねな世の中を、そねな国をつくれたら
    ●富岡製糸場(131頁)
    明治五(1872)年に開設された富岡製糸場は、日本初の官営の模範器械製糸工場である。
    ●新井領一郎(133頁)
    この新井の孫娘こそ、のちのアメリカの駐日大使であるエドウィン・ライシャワーの妻・ハルである。
    ●士族の反乱(158頁)
    二年前の明治七(1874)年に江藤新平らが引き起こした「佐賀の乱」、そしてこのたびの「萩の乱」と呼応した熊本の「神風連の乱」、福岡の「秋月の乱」、いずれも政府軍に素早く鎮圧されている。
    ●事をなす(166頁)
    まことに事をなそうとするもんは、世間を知り、人を知り、藩という組織の動かし方を知ろうとするはずじゃ
    ●女児学校(258頁)
    「女子に学問と実技が備わるのは、まさに、花に色と香りがあるのと同じである。もし君たちが勉強に励めば、香りは著しく立ち上がり、色は著しく美しゅうなる。色と香りは、花が生きる力であります」

    ☆関連図書(既読)
    「花燃ゆ(一)」大島里美・宮村優子作・五十嵐佳子著、NHK出版、2014.11.25
    「花燃ゆ(二)」大島里美・宮村優子・金子ありさ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2015.03.30
    「花燃ゆ(三)」大島里美・宮村優子・金子ありさ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2015.07.30
    「久坂玄瑞の妻」田郷虎雄著、河出文庫、2014.11.20
    「世に棲む日日(1)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10
    「世に棲む日日(2)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10
    「世に棲む日日(3)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.04.10
    「世に棲む日日(4)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.04.10
    「高杉晋作」奈良本辰也著、中公新書、1965.03.
    「高杉晋作と奇兵隊」田中彰著、岩波新書、1985.10.21
    「醒めた炎(一)」村松剛著、中公文庫、1990.08.10
    「醒めた炎(二)」村松剛著、中公文庫、1990.09.10
    「醒めた炎(三)」村松剛著、中公文庫、1990.10.10
    (2015年11月10日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    明治になり、毛利家の奥御殿を辞した美和は、夫の遺児に久坂家を継がせようと尽力する。やがて、群馬県令となった楫取素彦と、その妻で美和の姉・寿の求めに応じ、新天地・群馬へ―。美和は病身の寿を献身的に看護し、楫取の事業を手伝いながら、命を散らせた仲間たちの“志”を胸にさまざまな困難に立ち向かう。そして人生の転機を迎えたとき、美和の選んだ道は!?
    続きを読む

    投稿日:2015.11.10

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