【感想】司馬遼太郎短篇全集 第一巻

司馬遼太郎 / 文藝春秋
(5件のレビュー)

総合評価:

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  • midnightwakeupper

    midnightwakeupper

    同人誌時代の作品を「無人島から瓶に入れた文書を海に投げるようなものだった」と(のちに和田宏に)語ったが、第2作『「国宝」学者死す』の主人公は貧乏だが国際的な魚類学者。戦争突入で、それまで漁師から只で提供されていた「売り物にならない魚」も入手困難となり研究に支障…戦後、漁礁調査で遭難し「貴重な学術資料」を瓶に詰めて誰かに拾われないかと送りだそうとする。作品にかける司馬の思いは同じか。出世作『ペルシャの幻術師』は専攻知識を活かし、小説ならではの人命の大浪費。『兜率天の巡礼』宗教新聞記者経験を活かす。結末大焚焼続きを読む

    投稿日:2019.03.07

  • ひらり庵

    ひらり庵

    3ヶ月かけてゆっくり読んだ。中国に材をとった作品が多いのは、当時の流行だったのだろうか。「丼池界隈」が特に気に入ったのは、ツンデレ小説だから。

    投稿日:2014.04.19

  • sagebari

    sagebari

    司馬先生が本名で発表していた頃の作品が大半。掌編がほとんどですが、一作一作深いです。
    戦後、モンゴル、中国などの作品が多いです。
    「白椿」や「蒙古桜」はなんとなく幻想的な感じがして好きです。好きな作品は「丼池界隈」や「大阪商人」。商人としての潔さ、生き方が気持ちよくて良いのです。

    [収録作品]
    わが生涯は夜光貝の光と共に/『国宝』学者死す/勝村権兵衛のこと/流亡の伝道僧/長安の夕映え―父母恩重経ものがたり/饅頭伝来記/森の美少年/チューリップの城主/黒色の牡丹/烏江の月―謡曲『項羽』より/匂い沼/睡蓮/菊の典侍/白椿/サフラン/蒙古桜 /ペルシャの幻術師/戈壁の匈奴/丼池界隈/大阪商人/兜率天の巡礼
    続きを読む

    投稿日:2012.09.05

  • manbonryo

    manbonryo

    この本には入ってないかもしれないが、
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    絢爛たる犬
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    大夫殿坂
    泥棒名人
    天明の絵師
    売ろう物語
    八咫鳥
    有隣は悪形にて
    妖花
    嬖女守り
    戈壁の匈奴
    蘆雪を殺す
    貂の皮
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    投稿日:2012.08.12

  • takawob68

    takawob68

    図書館で借りて読んだ。

    元々は映画にもなった、梟の城を読みたく借りたが、その後の上方武士道も幕末の武士の生活が書かれており面白かった。
    全68巻のまだ2冊目のんびり楽しみながら読んでいこうと思った。

    投稿日:2010.09.17

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