【感想】他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑

岩波明 / 幻冬舎新書
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
5
4
1
0

ブクログレビュー

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  • mott

    mott

    パッシングする個々の心理、社会環境、歴史から分析されていた。
    この類を本を読んだことがない人にはおすすめ。
    重要な内容はそれ程多くなく、ある程度想像していた内容であった。
    全体的に一般的で優しく、ページ稼ぐために話をのばしている節がある。
    少し流しながら読んでも十分内容を理解できる内容。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.01

  • moondrop421

    moondrop421

    身近に相手を貶すことでしかコミュニケーションが取れない人がいて借りてみたら、もっとマクロな視点だった。でも実は根っこは同じなのかも…と勉強になった。

    投稿日:2022.01.09

  • ロニコ

    ロニコ

    精神科医である著者が、閉塞感からくるネットの炎上やマスコミの加熱するバッシング報道について、日本人の特性や現在に至る社会変革なども交えて考察する。
    頷けることばかりで、うーむとなるのだが、明確な解決策があるわけでもない…ついこの前も吉本興業のお家騒動が加熱報道されたばかりだが、暫く日本の社会はこういった息苦しさを抱えたまま進んでいくのだろう。
    10代〜20代の若い世代が抱く、未来に対する希望も自己肯定感も低いという事実。先進国の中で最下層に位置するというのは、この状況を写す鏡であるのだろう。2019.8.9
    続きを読む

    投稿日:2019.08.09

  • 香菜子(かなこ/Kanako)

    香菜子(かなこ/Kanako)

    他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑。岩波明先生の著書。他人のちょっとした過ちや失言をことさらに大きな問題に取り上げて、傲慢な上から目線で非難したり、バッシングしたり、いじめ・ネット私刑と思われるようなことをしたりするのは、多くの人が嫉妬感情や欲求不満を抱えているから。岩波明先生によると、それは日本社会特有の問題。ではそのような不寛容な日本社会に渦巻いている嫉妬感情や欲求不満を少しでも減らすためにはどうすればいいのかについても知りたくなりました。続きを読む

    投稿日:2019.06.16

  • quazism

    quazism

    日本人の特性、ネット社会、SNS、メディアの取り上げ方、興味があることは人の不幸、炎上、等々、現代社会での現状を語る。匿名性の中で他人を吊し上げることで溜飲を下げることが一般化しているのか。著名人や公の立場の人はうっかり本音など言えたものではない。続きを読む

    投稿日:2019.01.20

  • 本ぶら

    本ぶら

    このレビューはネタバレを含みます

    こないだの青森の市議の一件で、市議会の議長辺りが「めっ!」と怒れば済む程度のことwを、正義の味方面したテレビが鬼の首を取ったようにバッシングしまくっていたのを見ていて、なんだか無性に読んでみたくなった本。

    で、読んだのは読んだんですけー。
    読んでいて、なんだか文革時の密告社会のようでウンザリでした。
    あと、連合赤軍の「総括」も思い出して、嫌ぁーな気分に。
    この本に出てくるようなことって、たぶんそれらと全く同じ構造で起こっているんでしょうね。

    「義」は確かに大事だけど、「仁」はもっと大事なわけでー。
    「仁」を忘れた「義」ばっかりが横行している世の中なんて、息苦しいだけ。
    つまり、今の日本人にある閉塞感って、それこそが根本の原因なんじゃないの?

    憂さ晴らしに面白がってした私たちのバッシングを、マスコミやマスコミに出ている専門家と称する人たちが耳ざわりよく、かつ正しいことのように新たなマナーやルールにして。
    それを情報として、“これは正しいんだから知らなきゃ時代遅れ/非常識なんだぜ”と流す。
    その情報の耳ざわりの良さに私たちはそれを喜んで、あるいはカッコつけて受け入れる。
    やがて、それはスタンダードになり、スタンダードになったことで、今度は世間から強要されるようになる。
    気づけば、私たちはそんな新たなマナーやルールでがんじがらめになっている。
    そんな大人たちを見て、子供は自分の未来を感じとって、絶望していく…
    いや、そんなことは書いてないですよ(笑) 
    書いてないけど、ふとそんなことを思いました。

    とはいえ。
    そういえば、「オカルトクロニクル」というサイトに“現代においては一部の芸能人の方々が、『天狗』になったせいで神隠しになる”みたいな一文があったんですけどw、この本で紹介されていた例の中には神隠しにあってもしょうがないんじゃないのぉ~みたいな人もいるとも思っちゃったり(笑)
    つまり、この本に書いてあることを必要以上に「正解」としてしまうと、また新たなバッシングの根拠を作ってしまうことになるんじゃないかと…。
    ていうか、アイドルと芸人の顔見るのにウンザリで、最近テレビをめっきり見なくなったなぁ~。


    感想からは離れますけど、TVもネットも。最近はバッシング(の程度)の基準が、もはや全然デタラメになっているような気がしますね。
    タレントだか放送作家だか知りませんけど、彼ら/彼女らも叩かれるのが怖くて、何を良い/何を悪いと言ったらいいのか全く判断が出来なくなっているのではないでしょうか。
    つまり、ルール(法律)を犯した人(犯罪者)全くバッシングしないけど、マナー違反程度の人(気に障った人)は徹底的に叩きまくる、みたいなあの風潮ですよ。
    それこそ、仕事上で上司が部下を叱るのと、仕事外で上司が部下に明らかな暴力行為をするのを、どちらも等しく「パワハラ」という言葉を安直に使って済ませている、と言ったらいいんですかね。

    これも全然関係ないようですけど、堀江貴文って、個人的には、頭が良すぎて無責任にしか生きれない人というイメージしかなかったんです。
    でも、こんな世の中になっちゃったんなら、人なんて無責任にしか生きれないみたいな考え方も必要なのかなーと思いましたね。
    一冊、読んでみようかな。

    って、今回もほとんど本の感想なってない(笑)

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    投稿日:2018.11.25

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