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エリザ・R・シドモア, 外崎克久 / 講談社学術文庫 (4件のレビュー)
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小野不一
エリザ・ルーアマー・シドモアは米国地理学協会初の女性理事でもある紀行作家。27歳で来日し、以後45年間にわたって日米友好を推進した。上野公園や隅田川の桜を見た彼女が、ポトマック河畔の植樹を実現に導いた…。選りすぐりの苗木3000本がワシントンに贈られ、明治45年(1912年)3月、ポトマック公園で寄贈桜の植樹式が行われる。タフト大統領と珍田〈ちんだ〉駐米大使夫人の手で植えられた。女史の悲願が20年越しにかなった瞬間であった。 https://sessendo.blogspot.com/2021/12/r.html続きを読む
投稿日:2021.12.18
de38
文明開化時に横浜で暮らしたエリザの日本旅行記。日本讃歌。裸で田植えをする農民達の健康的な明るさに驚いたり、握り飯と酢漬けの魚、お茶のみの質素な食事で、一日中滑走する人力車夫への感心など、愛情深い考察が…綴られる。素朴で温かく健全な日本人のエピソードが沢山でてきて、私も新たにルーツをしり、誇りに思えた。続きを読む
投稿日:2014.06.06
くんたろう
明治期、アメリカ人のシドモア女史が日本を紹介しているガイドブックのようなもの。シドモアは人力車に乗り、日光にも箱根にも京都、奈良、神戸へと足を伸ばし、各地を観光し文化、風習を細やかな視点で紹介している…のが読んでいて楽しい。 彼女は日本人、日本を深く愛し、後には母国アメリカに3000本もの桜を植樹した。春になるとテレビで見るポトマック湖畔の桜並木は彼女の熱意によって植えられたものだ。現在では8000本にもなっているそうだ。 彼女の賞賛する日本は、この度の東日本大震災で日本を賞賛してくださった海外の方々とまるで同じに感じられる。曰く、日本人は忍耐強く、どんな状況であっても暴動など起きる風もなく礼儀正しい等々。現代の私たちは、近代化したコト、モノ、カネ、キョエイを身にまとい、すっかり日本人としての矜持をなくしてしまったかのように思われていたが、でもそんなモノを今回の大震災で等を取り去ってみたら(取り去られてしまったら)、私達の核にはちゃんと明治期の凛とした日本人の魂が宿っていたのですね。 「地震」、「日本語のむずかしさ」を書いている部分が特に面白く興味深かった。 明治の日本(日本人)を知る上で楽しいが、読み易さでいったら『勝海舟の嫁 クララの明治日記』の方が上かな。続きを読む
投稿日:2011.05.18
ぷらりん
まさしく「古き良き日本」って感じ?でも同和問題とか「無宗教と言う日本人が多い」とか、そういうのって今でも変わらない、というか、昔からそうだったのね、と思う。
投稿日:2005.05.15
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