【感想】パレスチナから来た少女

大石直紀 / 光文社文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • maitake1007

    maitake1007

    私が日本語でこういう小説を読まないだけか、日本人があまりこういう小説を書かないのかはわからないのだけれど、スケールがワールドワイドで洋書を読んでる気分だった。


    日本人が中東をテーマに小説を書いてくれることが嬉しい。中東で生まれたというアイデンティティがあるからこそもっともっと知りたい、知らなきゃ。続きを読む

    投稿日:2012.12.12

  • ntashima

    ntashima

    タイトルに惹かれて手に取る。結構好きな設定だが、二人目の少女になかなか感情移入できなかった。但、幼い時に行き別れた妹を救う為、咄嗟にみせた反応は意外かつプロっぽかった。骨董無形な国際的陰謀が繰り広げられるが、最後には歴史的事実と帳尻を合わせている。ひとつ意外だったのが公安の扱い。普通は陰謀の首謀者だったり、海外の諜報機関に翻弄される哀れな存在だったりするのだが、本作では幾ら地の利と動員力があるとは言え、世界最強の呼び声も高いイスラエル諜報部(モサド)と五分に渡り合う。まあ遅れてくる騎兵隊の役割ではあるが。

    パレスチナから来た少女 >> 少女の保護者のモデルはパレスチナ問題を追い続ける著名なジャーナリスト 広河隆一氏だそうだ。
    続きを読む

    投稿日:2012.02.26

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