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ロビン・ホブ, 鍛治靖子 / 東京創元社 (8件のレビュー)
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papriika
表紙はフィッツとスターリング フィッツは名前を変えた。 道化もゴールデン卿になった。 隠遁生活からバックキープに戻るまで。 前振りが長い。これだけで一冊である。シェイドとの対面は緊張感がある。
投稿日:2016.02.21
rikoriko1221
『ファーシーアの一族』の続編らしい。15年後という設定。 わたしはこの前作は未読なので、そのうち手にとってみようか。前作を知らないけれど、この「道化の使命」三部作の幕開けは面白かったです。 隠遁…生活をしていたフィッツだが、王子が行方不明。かつての王の道化とともに、王子を探して連れ戻す。それに「古き血族」や〈気〉と〈技〉が絡んでくるという、簡単にいえばそんな話。 途中に出てくる猫が、膝にあがるぞ、とか言ってるのがいいね。 実際にそんなこと言ってるのかな~なんて。 狼であるナイトアイズの話し方もいいな。続きを読む
投稿日:2012.09.15
ともべや
「ファーシーアの一族」から続く、「道化の使命」三部作の第一部。 すっかり隠遁者を気取った主人公(フィッツ)が お決まりどおりに陰謀と過酷な運命に巻き込まれてゆきます。 少年時代から続く人間関係も変…わり、 フィッツの陰鬱な独白も少し淡白になり、 多少読みやすくなったのかもしれません。 狼が好きだった方は、是非読んでください。 私は道化に惚れました。続きを読む
投稿日:2012.03.30
sana
ファーシーアの一族の続編。 30代半ばになったフィッツ。 静かに隠遁生活を送っていました。 が…恩師シェイドが訪ねてきて? 六公国を襲った外島人の「赤い船団」が撃退されて15年。 王ヴェリティが去っ…た後、王妃が一粒種の王子を育てながら、六公国を統治していた。 ヴェリティの兄の庶子であるフィッツは、陰の存在としてシェイドに教育され、時には暗殺者として働いた過去が。 シェイドは今や王妃ケトリッケンの顧問として、表に出ている立場。 王子デューティフルの教育をフィッツに依頼に来る。 だがフィッツは表向きは処刑されているのだ。<気>をあやつった咎で。 この15年の間に、<気>はいちだんと疎まれ、リンチで八つ裂きにされるという事件さえ起きていた。 動物と絆を結ぶことが、一歩間違えば獣同然になってしまう可能性もあったのだ。 フィッツは狼のナイトアイズと絆を結び、時には共に狩りをし、共感する部分を持っている。 吟遊詩人の奔放な女性スターリングが気まぐれに訪れ、愛人となっていたが、実は都で結婚していたと知り、別れを決意するフィッツ。 養い子のハップの行く末も考える時期が来ていた。 そして、さらに訪問者が…?続きを読む
投稿日:2011.05.09
tny
35歳の、もはや自分が自分をどのように考えているかすらわからない、若者でも年寄りでもない年齢の主人公によるファンタジー。静かで落ち着いた文体もいい。機智に富んだ老狼との会話もいい。架空の話になぜこれほ…ど感動するのかと思えるほど魅了されてしまう。お勧めです。続きを読む
投稿日:2010.11.13
ToriTori07
2010年7月15日ごろ読了。 大好きだった「ファーシーア一族」シリーズの続編。 まさか翻訳してもらえるとは思ってなかった。 前作のラストは、納得できるもののあまりの主人公の待遇に、不満が残る内容…だった・・・その主人公がその後どうなったんだろう?って気になってました。 すっかりおじさんになったフィッツです。 道化も立派な貴族になっちゃって。 時々出てくるヴェリティの名前が物悲しいです。 まだまだ序章で、物語はこれからですが、読み進めるのが楽しみです。続きを読む
投稿日:2010.07.21
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