【感想】緋色の研究【深町眞理子訳】

アーサー・コナン・ドイル, 深町眞理子 / 東京創元社
(40件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
12
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11
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ブクログレビュー

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  • 七虹

    七虹

    「憂国のモリアーティ」を読んで
    シャーロック・ホームズシリーズが気になり
    読み始めた。

    見たままに人物像から事件の真相までを
    解き明かしていくホームズの手腕は
    さすがというしかなくて、この先が楽しみ

    東京創元社の記念カバー、緋色の装丁が
    とても美しいのでおすすめ。
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    投稿日:2024.06.03

  • Mar

    Mar

    シャーロック・ホームズシリーズ最初の作品。ホームズとワトスンは、最初からコンビだったのですね。映画やドラマで知っているつもりになっていても、やはりちゃんと読んでおかないといけないなと思いました。

    の作品、二部構成になっており、事件のあらましやホームズの推理が、ワトスンの語りで描かれる第一部と、犯行の動機にあたる過去が描かれる第二部に分かれています。

    ミステリ慣れしていない自分のような読者からすると、第一部の高慢なホームズの態度に好感がもてなかったので、高尚な文学作品を読んでいるような錯覚を覚えるスリリングな第二部は、読み進めるほど夢中になって読むことができて良かったです。

    最後は、ワトソンの語りの良さも相まって、上手くまとまっていましたね。

    あらすじ :
    負傷兵として軍を退いた軍医のワトスン。彼は、ホテルに逗留しながら、無目的に暮らしていましたが、懐具合の悪化から費用のかからない住まいを探していました。そんな折、偶然にも声をかけてきた知人が、手頃な家賃で住める同居人を探しているホームズを紹介され、ベーカー街221Bにあるアパートで二人は共同生活を始めます。

    それからしばらく後、ホームズに刑事から殺人事件の助言を求める手紙を受け取ります。ロリストン・ガーデンズ三番地において、アメリカ人旅行者の男性遺体が発見されたとのこと。

    ホームズはワトソンを連れて現場に行き、刑事も困惑する現場の状況を、鋭い観察眼と知識を駆使して謎解きをして、犯人逮捕に繋がります。途中で語られる物悲しい犯行動機が、同情を誘う哀しい物語。

    追記 :
    シャーロック・ホームズは、いろんな出版社から出ていますが、どれを選ぶかは個人の好みがあるのでなんとも言えないですが…

    自分が創元推理文庫を選んだ理由は、挿絵があることと、ページ左下に章立てがあり進度がわかりやすいことです。もちろん、数ページ読んで読みやすかったこともありますけどね。
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    投稿日:2024.06.02

  • Konstanze

    Konstanze

    彼との出会いは小学生の時である。
    近所の人が母に「お子さんが本好きだから」と1冊の本をくれたのだ。
    児童むきの『まだらのひも』と『青いルビー』が読める本だった。

    面白くてワクワクと夢中になって読んだものである。
    読書感想文もこれで出した。
    思いがありすぎて、書くことができなかったのを覚えている。
    「推理小説で感想文を書くのは難しいでしょう」と、先生には赤ペンを入れられた。

    全集を読み通したのは高校生の時だった。
    ということは、私は彼の話をすべて読んだはずである。
    それでも飽き足らなくなて、パスティーシュやパロディまで読みまくったのは大学生の時だったか。

    こうしてみると、彼シャーロック・ホームズは、私の数ある初恋の相手といえるのではないか。

    『緋色の研究』はご存じだろうが、数あるシャーロック・ホームズ冒険譚のはじめである。
    数々の出版社が、数々の翻訳で、数々を出版している『緋色の研究』だが、このたび東京創元社が特装版を出した。

    東京創元社が創立70周年を記念してのアニバーサリーカバーである。
    タイトルにふさわしい真っ赤な装丁だ。

    『名探偵コナン』や『憂国のモリアーティ』などもふくめて、派生作品の多さがシャーロック・ホームズ・シリーズの特徴である。
    数々ある派生作品を楽しむのは大いに結構だ。
    けれども、とにかく本家を読むべきだ。

    「ホームズ本編にはさほど興味はないから」
    「コナン/モリアーティで充分ホームズは語られているから」
    などなど言う気持ちもわかる。
    わかるけれども、そうした漫画や映画、小説などの派生作品を楽しむためにも、本家=聖典は読むべきなのだ。

    特装版はいい機会ではなかろうか。

    2025年12月までの限定アニバーサリーカバーである。
    Amazonや楽天などの通信販売では、特装版ではないものが届くこともあるので、本屋で、目で確かめて買うのがおすすめだ。

    真っ青な『パーフェクト・ブルー』宮部みゆき著
    紫色の『宇宙戦争』 H・G・ウェルズ/中村融 訳
    そして真っ赤な『緋色の研究』 アーサー・コナン・ドイル/深町眞理子 訳

    3冊が並んで飾られているだろう。

    よい機会なので、ぜひ読んでいただきたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.13

  • fptoma

    fptoma

    初めて読んだ「シャーロック・ホームズ」シリーズ。
    起こった出来事を事実として語り、科学的・物理的根拠とホームズの推理力に基づいて、事件を解決していく作品かと思いきや、後半は息が詰まるような物語が紡がれていて驚いた。既に事件の多くは紐解かれているのに、こんなにもハラハラしながら読ませるなんて。一気読みした。続きを読む

    投稿日:2024.05.01

  • 千

    ホームズとワトソンが出会ってから初めての事件の話。コナン・ドイルは初めて読了したがとても読みやすく、テンポもよかった。
    読者も一緒にというタイプの小説ではなく、ホームズが事件の糸を解きほぐしていくのを眺めてどきどきするような小説。続きを読む

    投稿日:2024.04.27

  • またに

    またに

    シャーロックホームズは本以外の媒体で少し内容は知っている物語もあるが、きちんとシリーズを本で読みたいと思い読み始めました。やはり内容も面白く軽く読めたので他のシリーズも読破したいと思います。

    投稿日:2024.02.25

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