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司馬遼太郎 / 講談社文庫 (10件のレビュー)
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総合評価:
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kosukey
3.5 ちょっと現実味がないけど、司馬遼太郎ワールド楽しく読めました。村上海賊の娘の孫一とは全く違う明るいキャラ
投稿日:2022.02.05
からあげ定食
このレビューはネタバレを含みます
~全巻通してのレビューです~ 鉄砲技能集団の雑賀統を率いた雑賀孫一を主人公とした物語。面白くて1週間で読めました。 岐阜城下に孫市が現れる場面から始まるのですが、無類の女好きとして描かれていて、孫市の勘違いで信長の妹を目当てに来たことから秀吉と知り合うことになり、 秀吉との友情は物語の最後まで続くことになります。 信長の朝倉攻めで秀吉が殿軍を務めることになった時、孫市も協力することになるのですが、このあたりは司馬先生の創作のようですね。 物語の中心は石山本願寺の大将となった孫市と信長軍の戦いや、孫市の母国紀州に攻め入った信長軍と孫市の戦いです。 孫市はいずれの戦いでも勝利し信長を悩ませますが、 鉄砲を中心にした戦の展開は描写が素晴らしく上手く、 孫市の面白い人間性とも相まって読者を惹きつけます。 今までの読んだ司馬先生の著作の中でも3本の指に入る作品でした。
投稿日:2021.02.27
cinejazz0906
紀州雑賀庄の雑賀孫市と木下藤吉郎との出会いに始まる、痛快戦国絵巻。天下統一を狙う信長は、ポルトガル伝来の鉄砲に瞠目し、雑賀衆の操る鉄砲三千丁を召し抱えようと企んだ。藤吉郎と寧々の苦肉の策に乗せられる孫…市。豪快かつ楽天家の孫市が獅子奮迅する展開には、時を忘れて物語に没頭してしまう。『週刊讀賣』に連載された【司馬遼太郎】四十歳での長編時代小説。続きを読む
投稿日:2020.03.11
masashikawazoe
城山三郎『秀吉と武吉』読了。村上海賊の娘から続く村上家の小説第二弾。戦わずして「勝った」豊臣秀吉と、戦わずして「生きた」村上武吉。村上海賊の娘ではほとんど描かれなかった村上家最強の総大将・武吉の人物像…が描かれています。続きを読む
投稿日:2016.11.22
kimt1688
戦国時代の鉄砲集団、雑賀衆のリーダー、孫市の話。 上巻は時代背景から、小説の中での孫市の設定、浄土真宗(本願寺)がこの時代においてどのような存在であったかまででほぼ終わってしまっている。 傭兵集団と…しての雑賀衆、信長との戦いがあるはずだが、それらはすべて下巻なのだろうか?続きが楽しみである。 ところどころちりばめられた、司馬文学独特の余談が豆知識となり、また楽しい。続きを読む
投稿日:2013.11.27
kobakamon
金で動く好色者、情に厚い最強鉄砲集団の頭領の、後ろを振り向かない一生。こういう武士を書いた司馬さんは本当に面白い。
投稿日:2011.10.19
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