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夏樹静子 / 文春文庫 (2件のレビュー)
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tuppence
このレビューはネタバレを含みます
久々の夏樹静子さん。 いつ読んでも読み応えばっちり。 時代を反映した裁判員たちが裁判官たちのアシストを受けながら罪状や量刑を決めていく様子が興味をひく。 法律だけでない、一般の 感覚で事件をみるのって、やっぱり大事だと思う。 それぞれの立場などで見え方は違うから。 この短編集、どれも動機や情状を争うものだからなおさら。 わたしは、どの被告人にも同情してしまったけれど、実際の裁判は、それだけではだめなのだろうな。 色々考えてしまった。
投稿日:2019.05.14
honno-遊民
弁護士朝吹理矢子シリーズや検事霞夕子シリーズで、リーガルサスペンスに定評のある著者が、新米裁判官を主人公に裁判員裁判を扱った連作中編。 著者得意の分野であり、綿密な取材の賜物か、法廷場面は実にリアルで…ある。 表題作の『孤独な放火魔』は、真実は単独犯なのか、共犯関係があるのか。 『DVのゆくえ』は、DVの果ての犯行に正当防衛が認められるのか、それとも不倫の果ての殺人か。 『二人の母』は、妻が夫の愛人を殺害した裁判で、夫が生ませた愛人の子供をめぐって、児童虐待から守りたいための殺害か、妻の嫉妬による計画的殺人か。 いずれも争点を(1)(2)と明示されて、読者も共に考えさせられ、自分ならどう判決するか、恰も紙上で裁判員裁判を体験しているかのようである。 やがて、裁判員の要請がある時に備えての参考書ともなりえる作品と言ってもいいか。続きを読む
投稿日:2015.09.21
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