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ダニエル キイス, 小尾 芙佐 / ダニエル・キイス文庫 (14件のレビュー)
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総合評価:
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hubhiroko
全く別の人格が、都合の良い場面で登場するというのは、実は理にかなっているのではないかと穿ってしまう。 主人公は本来引っ込み思案でオドオドした性格。別人格では、明るくて陽気な人格や、冷静で知的で芸術家肌…の人格など、私もほしいと思うような羨ましいものもある。凶暴な人格もあるが、戦わなければならない場面も生活には存在する。 もちろん、それらの人格がきちんと意識下にあり、コントロールできれば、という条件がつくだろうが。 不思議なことだが、本人が見たら全く理解できない書籍を別人格が読破していたり、難解な数式をいとも簡単に解いてしまうというのは、多重人格者には本当にあり得るのだろうか?24人のビリーミリガンでは、別の言語を話す人格もいたようだったが。 下巻では人格の統合がテーマになると思われる。どのように統合し、治癒されていくのか興味深い。続きを読む
投稿日:2022.04.03
anri0912
アルジャーノンに花束をの作者が書く、多重人格の一人の女性の話。 コロコロと人格が変わるので、誰の気持ちで語られているのか、ついていくのが少し大変でした。 しかし、なんとも生活していくのが困難な病気で…すね。 下巻で多重人格になってしまった理由がもっと詳しく書かれていればいいな。続きを読む
投稿日:2014.01.26
amitam
このレビューはネタバレを含みます
下巻は一気に読んでしまいました。 最初は主人公、サリーの困惑が伝わってきて こっちまで気がおかしくなりそうでした(・ε・;) 内容を一言で言うと、知らないうちに4つの人格を作り出していた サリーが、医師の助けを借り他の人格と自分の過去を受け入れ 融合していく姿が描かれている。 5番目のサリーという題名にも納得。
投稿日:2011.03.06
yoyogi39
アルジャーノンに花束を」も、何度か読んだが、ダニエル・キイスは面白い。精神世界に、ぐぐっと引き込まれていく。 多重人格を扱っているが、五人のパーソナリティーの成り立ちの謎解きが絶妙。融合へのプロセス…は、澱むところなく一気に読み進んでしまう。続きを読む
投稿日:2010.11.03
tamurakenji
ダニエル・キイスは初めて読んだんだが、素晴らしいね。 主人公のサリーは自分の中に4つの人格を作り出してしまった。それを知らずに今まで生きてきたサリー。本人の中で記憶がとんでいる際に、別の人格と交代して…いて、そのそれぞれの人格はそれぞれの人生をサリーと同じように歩んでいる。しかしサリーはある日、本当の自分の姿に気付いてしまう。アッシュ医師と共にサリーは自分と向き合うことを決意する。 心理学者だけあって、過激な描写や心理に訴えかけるような描写が多々ありますね。続きを読む
投稿日:2010.07.24
tamao0225
おもしろかったけど、ちょっとイマイチだった。ちょっとマニアックな感じ・この人の文章すごく似ているからちょっと飽きてくる。 この小説で感じたのは”時間の大切さ”かな。でも本当に多重人格っているのか?あま…り実感がない。続きを読む
投稿日:2010.05.02
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