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入江 悠 / 太田出版 (5件のレビュー)
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uma7078
中村とうようさんが読んだら迷うことなく-10点であろう、グズグズ感満載の青春小説。あ、今日街でモヒカン頭をグリーンに染めた男子が赤信号をひとり堂々と横断歩道を歩いてるのを見て、何だか胸がキュンとしまし…た。どんなスタイルであれ、実家が農業であれおじさんはあなたたちを応援します。続きを読む
投稿日:2012.08.14
gotoonline
まったく新しい青春小説。 イトーヨーカドー、ガスト、ドリンクバー。舞台となっている埼玉の深谷市に行ったことはないけれど、その雰囲気は日本の地方都市ならどこも似たりよったりで、ありありと想像できる。 そ…んな中でラッパーの夢を追いかけるイタさ、やるせなさが行間にあふれたオモシロ悲しい傑作。泣ける。続きを読む
投稿日:2012.06.15
ddd_221b
同名映画のノベライズ。 画面と小説では受ける印象がずいぶん違う。映画よりも主人公の焦燥感を強く感じた。 逆にラップは文字で読むよりもやっぱり音にしてこそ、の部分がある。 映画抜きに読むとどれほど楽しめ…るのかがちょっと疑問だったので、星は三つ。続きを読む
投稿日:2012.06.11
sunnybeach
評価の高いインディーズ映画の監督自身によるノベライズ。 映画本編は素晴らしい出来だったがSHO-GUNGのメンバー構成をはじめとする舞台背景の説明不足が目立ち、人によっては消化不良な映画かと思うが、…本作を読めばその不満も解消される。 著者は本作が初の小説とは思えない程文体がなめらかで非常に読みやすく、映画で笑えるシーンも巧みな比喩表現で文としても笑わせているのがスゴイ。同じ映画監督が手掛けたノベライズと比べるのなら、僕の好きな新海誠監督よりも面白い文だと感じた。 内容も映画では語りきれていないSHO-GUNG結成の経緯や、高校の頃のイックとみひろ演じる千夏とのサイドストーリー、各キャラクターの人となりも事細かに描写していてこの小説だけで世界観が完成されている。単純な小説として楽しめるのだ。 カバーイラストは『デトロイトメタルシティ』の作者。彼もまた入江監督同様「ミュージシャンワナビーの愚かさ」と同時に「そこに宿る表現の尊さ」を描きそれをエンタメに消化した素晴らしい表現者の一人。 作り手の愛が伝わる素晴らしい一冊。続きを読む
投稿日:2011.01.31
本屋のおっさん
版元の営業さんから進められて読んでみた。田舎の閉塞感の中でグダグダしていた「イック」。ヒップホップに出会い、仲間が集まって、色んな事が回りだす。前半は「ただのオモシロ小説」かと思った、後半に入ると色々…な事が起きて、含みのある感じに…。ラスト20ページは、うってかわってなんだかメッセージ性が極めて強くなる。 ”ブンガク”っぽいし。 ラストまで読むと、印象がかなり変わる。面白い。続きを読む
投稿日:2010.06.15
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