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麻耶雄嵩 / 幻冬舎文庫 (162件のレビュー)
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総合評価:
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久能整
このレビューはネタバレを含みます
館×クローズドサークルという本格ミステリーの様相のようで叙述トリックという仕掛けは何となく分かったものの、ファイアフライ館の不気味な仕掛けやクラシックと螢、そしてファイアフライ館の因果などがストーリーを引き立てていて面白かった。ラストは麻耶雄嵩節炸裂といった終わり方だった。それにしても土砂崩れで七人の遺体が発見されたという記述があったけど、生き残った一人は誰だったんだろう…?
投稿日:2024.03.11
ネモフィラ
比較的分かりやすいかなと思った叙述トリックが一つ。序盤で気づき、そこからは、なるほどここでうまくミスリードしてるのね、と初読みなのに再読みたいな読み方をして楽しんでいた。 なので、読みにくくはなかった…。 ところが! 全然分からなかったもう一つの叙述トリック。濁して言うと「いつもと逆」。なるほどーやられた〜 ラストはちゃんと知りたかったな…続きを読む
投稿日:2024.02.16
tako
これはすごい叙述トリック。 いろんなパターンは考えていたけど、全然違う切り口で騙されていないことに騙されていた。 全体的に視点がフワフワしていたり説明描写が多かったりと、中盤辺りまでは読みにくかった…。 その分ラストの畳み掛けは凄まじく、息継ぎする暇が無かった。 ミステリーの引き出しがひとつ増えた。 ☆3.6続きを読む
投稿日:2023.12.23
ホトケ
館に閉じ込められた殺人という超ベタな設定!叙述トリックとしては凝っているが逆に読者たる小生の頭が悪すぎて、そこまで意外性はなかった。 どちらかというと演奏の音や殺人鬼ジョージの正体といった怖い要素が強…い。特に最後のエピローグは強烈で忘れられない。 地名に因んだ人名が覚えやすく平戸さんのキャラクターが親しみやすいのも好き。続きを読む
投稿日:2023.12.21
1933892番目の読書家
仕掛けられてるトリックに感心する。 普通の叙述トリックではなく逆になってる。 トリックが明かされると倒叙ミステリーの様になる。自分でも何を言ってるか分からんけど。 読んでいる分にはややこしくないけど、読み終わるとややこしい。 読後に色々語りたくなる。その意味では今敏のパーフェクトブルーみたいな。 最序盤から語り手を長崎に固定してしまってた事が悔やまれる。 語り手が曖昧なのが不満で、最初の数十ページを何度も読んで長崎で落ち着いてしまった。 あわよくば終盤の風呂場のシーンで驚愕できたかもしれないのに。 ベットに横になり優しく囁きかけるシーンの違和感が半端ないので多分無理だったけど。 タカタカタを全部口に出して読んだせいか、最終盤は恐ろしくなってしまった。からのエピローグがもう怖い。 解説を大胆要約すると、 『トリックのための登場人物、行動、描写は、人工性の極みのような小説だが、その中で会話し泣き笑うのは生きている「人間」で、そんな齟齬に魅惑的な戦慄が宿ってる。』 と書いてあるが、がっつり戦慄けた。
投稿日:2023.10.26
ビーム
叙述トリックが詰まった内容。読み進めていくと若干の違和感に気づくが最後の方でトリックが分かりもう一度読んでいくことで詳しく分かっていく。最後のエピローグでは、ファイアフライ館で過ごした5日間が嘘のように終わってしまう儚さ、学生たちがもういない現実が寂しくさえも感じるぐらい内容に入り込んでしまいとても面白かった。
投稿日:2023.09.01
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