【感想】満州事変と政党政治 軍部と政党の激闘

川田稔 / 講談社選書メチエ
(1件のレビュー)

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  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    2010年刊。著者は名古屋大学大学院環境学研究科教授。◆本書の対象は満州事変時の政治動向だが、陸軍に押し切られる若槻内閣という通説に、一定の異議を唱える。単に内閣対陸軍(中堅幕僚)の構図だけでなく、浜口と永田鉄山の政治理念の異同、事変中の内閣の指導を丁寧に解説(3、5章)。統帥権を有し行動の掣肘を受けない陸軍に比べ、金は持つが、人事制度上陸相の罷免権のない若槻首相では、老練と言えども苦心の跡が散見。結局、民政党内からの倒閣(協力内閣運動)、内閣に協力的だった宇垣系を中央からの放逐し、陸軍は一夕会支配下に。
    そして、五一五事件、日中戦争へとなだれ込んでいく。

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    投稿日:2017.01.20

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