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アーサー・ビナード / 光文社新書 (9件のレビュー)
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kaze229
暮らしの中で生まれた詩と人生が 交差する 暮らしの中で生まれた詩 に 励まされる 一見、何の役にも立たないようなものが 結局は、一番の心の支えになっていた ことはありがちである そんな想いが 読ん…でいる間に ずっと漂っていました続きを読む
投稿日:2020.03.24
harmonixy
もしも詩があったら アーサー・ビナード 光文社新書 歴史にモシモは無いと言うが 「if・もしも」の広がりを切り口にして 過去を洗い直し 未来の可能性を開くことで 重たくて鈍くなった人生に 活を入れる…ことができるかもしれない 特に詩を描く創造の世界には 欠くことの出来ない新たな一歩なのだ p213のウィリアムプレイクの詩「ハエに」と p224のエリザベスコーツワースの詩「かもめ」が 良いね Wise Man of Gothamがバカの代名詞だと聞いて もしもバカに成り切れるならばすごいねともおもう続きを読む
投稿日:2020.02.26
ますく555
「もしも(if)」があってこそ創造物が生まれるといって過言ではない。著者は、「もしも(if)」を、想像力を呼び覚ます装置、と分析している。「もしも(if)」を用いることによって、思考停止状態の泉に石を…投げ入れ、波紋を生じさせることができる。そして詩とは、役に立つものとは言えないけれど、そういう作用を持っていたりもするよね、というように、あとがきでは締めくくられていました。もっとも、そういう一石によって発生する波紋は、琴線を揺さぶる波紋になります。楽しい、哀しい、面白い、切ない。そしてもっと複雑な音色を心中に響かせもする。ものによっては言語レベルが高すぎて、その詩を理解できるまでいかない場合もありますが、そういった悔しかったり残念だったりする経験が、「わかりたい」という意欲に転化して、一歩も二歩も、いや、五十歩も百歩も、言語的山道をのぼっていくようなことになり、見たことのない景色を知ったりもするでしょう。本書は、紹介される詩句がまずおもしろいのですが、なにより著者のエッセイそのものに気持ちよさをとても感じました。読むことの幸せをつよくつくれる文章って、すごいよねえ、と思います。続きを読む
投稿日:2019.11.13
haru
一期一会の英語の詩に心を打たれ、思わず書き留めました。しばらくの間、繰り返し眺める詩になりそうです。
投稿日:2019.02.18
モリケン
『サピエンス全史』の1つのトピックに、「想像力の獲得」があった。 ある時点で、人類は「想像」を手に入れ、そして「物語」が、つまりは「創造」することができ、繁栄に至った、と。 「もしも」の発見である。 …--- 「もし「もしも」がなかったら、ぼくらはこの世に生まれてこなかったかもしれない。」続きを読む
投稿日:2018.03.25
early-autumn1965
「もしも」をキーワードに現代の日本を読む。 何を主張したいのか、本編ではわかりにくい。 それらはあとがきに凝縮されている。 「もしも」が効果的に使われている世界の詩人たちの作品を紹介しながら、世界は…どうあるべきか、やんわりと問ういている。 紹介されるのは知らない詩人が多くて、とても興味深かった。それらの詩人たちの作品にもっと触れたい。続きを読む
投稿日:2016.07.29
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