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鳥飼否宇 / 講談社ノベルス (4件のレビュー)
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総合評価:
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keixinhu
靭帯を損傷してしまった猫田は地元の名家に世話になる事に。しかしそこは白崇教という宗教家の総本山だった。そこで教祖が殺される。 ミステリ部分は神が白鰐ではなくシャチだとするロジックは解り易く面白かった。…ただ盛り上がりに欠ける。もう少しサスペンス感があれば。十分に楽しめるけど。続きを読む
投稿日:2015.07.07
tamako
生物探偵鳶山シリーズ。 写真家の猫田は撮影先の高知で怪我をして、アルビノを崇める宗教団体の施設に滞在することになる。 そんな中、教団関係者が密室で刺殺され、続いてサメに食い殺されたような無惨な死体が…… カツオ漁の網元として栄えた家が宗教教団になるというのは奇妙な設定だと思ったが、信仰の対象となっているアルビノのサメや複雑な家系図などがラストで繋がってくるところは面白かった。海洋生物の蘊蓄はちょっとお腹いっぱい。 それにしても鳶山さんって”そろそろ五十歳に手が届こうかというところ”という記述があったが、そんな年だったのか。続きを読む
投稿日:2015.06.02
ao-neko
シリーズ三作目。「白崇教」内で起こった不可解な事件の数々。果たして「犯人」はご神体とされる白いサメなのか。謎解きだけでなく、海洋生物に関する薀蓄も楽しめます。 「赤しゃぐま」などという民俗学的なものが…絡んでくるのも個人的にとてもツボ。そして不可思議に思えたさまざまな事象がすべて繋がってくるのはやはり快感だなあ。ラストのなんとも言えない虚無感も印象的です。続きを読む
投稿日:2015.05.31
hige0519
教団を運営する明神家の人間が次々と変死する事件に、一族の因縁、信仰のシンボルであるアルビノ(先天性白皮症)の鮫・タイガが絡む、結構複雑なお話。 猫田夏海と鳶山久志がタイガの正体についてディスカッション…していく展開や海洋生物に関する薀蓄披露は、このシリーズならではで楽しめました。 ただ、漁船沈没の真相は驚いたものの、その他のトリックや明神家の設定などに既視感があり、物足りなく感じてしまいました。続きを読む
投稿日:2015.05.07
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