【感想】三越伊勢丹 ブランド力の神髄

大西洋 / PHP新書
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ともひで

    ともひで

    書評を見てみると、読者は百貨店勤務の人がほとんど。消費者側でありながらも売り手側の想像ができると、デパートの構造から接客のノウハウまで、商品以外のあれこれに気が付いて買い物が豊かになる。人と違う見方で物事を捉える癖をつけたい。

    伊勢丹に関するビジネス書が複数あるが、社長の大西さんが直々に書いているこの本はまず外せないだろう。
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    投稿日:2022.08.03

  • ますく555

    ますく555

    このレビューはネタバレを含みます

    百貨店という商業形態そのものが、衰退の一途を辿っているそうです。売り上げ規模がずっと減少している。そんな中、百貨店としてトップの地位にいる三越伊勢丹ですが、そうえいば、なにか良からぬニュースになっていたな、と関係するニュースを過去へと追っていくと、大西氏はクーデターでその座を追われたなんて記事も出てくる。本書にはあまり書かれていませんが、三越伊勢丹ホールディングスには、ドロドロしていて保守的でどうにもならない体質が強くあるように見えてきます。そんなわけで、頓挫してしまったのですが、百貨店業界に革新を起こすその青写真はどうだったのかが本書で語られているので、それを読んでいくことになりました。もっとも大事なことは、現場力だと言います。スタイリスト(接客をする店員)こそが、百貨店の顔であり、モノを売る最前線で活躍する社員であり、彼、彼女らのモチベーションがちょっとでも上がれば、顕著にそれが数字になって表れるそうです。だから、スタイリストたちをどう大事にし、働きやすくし、勉強してもらうか、なんですね。三越伊勢丹では、営業開始時間を遅らせて営業時間を短くし、スタイリストの負担を減らすことで、逆にその接客の質をあげていく戦術をとりました。長く働かせればいいってものじゃないのは、他の業種でも一緒で、昨今よく言われていることです。短い労働時間で効率よく仕事をするドイツ人と比較されたりもしてますよね。

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    投稿日:2018.01.27

  • 葉明

    葉明

    自分の業種の中で生きていると、
    自分たちだけがしんどい気がしてくる。
    本を通じて、
    よその業種を覗いてみると、
    自分たちの周囲で世の中が激しく動き、
    多くの人たちが戦っているのがわかる。

    楽な仕事なんてない。続きを読む

    投稿日:2016.06.12

  • danner

    danner

    トップの現場力重視は非常に大事。だが、百貨店業界で本当の現場であるところの、店舗の社員(パートナースタッフというらしい)まで大事にしているのかというと、どうなんだろ。まぁ、自分たちの社員が幸せなら良し、ってのは経営者の考えとしてはそれでOKなんだろうな。続きを読む

    投稿日:2015.10.23

  • chong

    chong

    とにかく現場の働く人間のモチベーションや質を何より重視している。業界全体が衰退している現実に真っ向から向き合い、具体的に他との差別化にスピードを持って取り組まれている。

    投稿日:2015.06.27

  • アオキンZ(ゼット)

    アオキンZ(ゼット)

    文化の異なる2つの百貨店の合併で誕生した三越伊勢丹。既存モデルの百貨店事業が伸び悩むなか、構造改革を含めた明確な経営戦略を生み出す大西社長。大切なのは「現場力」。お客様と日々正対する販売員のモチベーションを上げるための人事制度改革。さらには現場のスタッフが新たなフィールドで活躍できるための仕組みづくり。成長事業の乏しく歴史に支えられた企業体に共通の課題にスピード感を持ってぶつかる経営者の自伝。続きを読む

    投稿日:2015.06.21

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