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山田克哉 / PHPサイエンス・ワールド新書 (3件のレビュー)
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takeshishimizu
今一番知りたかったことが書かれている本でした。3.11以来、原発についての本は数多く出版されていますが、どれが信頼に値するのかよく分からず触らずじまいでした。そして、今回この本を手にしたのですが、これ…は正解でした。読みやすい、分かりやすい。原子核の成り立ちから説き起こし、α、β、γ崩壊を順を追って分かりやすく解説、さらにウランの中性子はどうして陽子よりもかなりの数多くなってしまうのか、そして核分裂はどのように起こるのか、ひとつひとつていねいに説明されています。いくつか、質問したい内容もありましたが、大まかには理解したつもりです。しかし、他人にうまく説明できるかどうかは別問題で、調子に乗って授業で話してみましたが、しどろもどろでした。まだまだ自分の血と肉にはなっていませんでした。ちなみに、「放射能とは放射性物質に汚染された物質1kgあたり1秒間に放出される放射線粒子の数のことで、ベクレルという単位で表される。ベクレルの値は同じでも、放射線粒子の種類が違えばエネルギーは異なり、人体に対する影響も変わってくる。こちらをシーベルトという単位で表す。」ということでした。続きを読む
投稿日:2014.10.29
ますく555
いったい、被曝とはなんなのか?放射線とはなにか?どうして健康被害が生じるのか?そういった疑問に答えるベく始まるのが、なんと、原子の構成の説明からなんです。そんな、ミクロの世界から始めなければ、放射性物…質については説明できない。 ウランを使う原子炉から、なぜ、放射性物質のヨウ素やセシウムやストロンチウムが飛び出したか。そして、どうして放射線が出るのか。アルファ線、ベータ線、ガンマ線とはなにか。すべてに、わかりやく答えてくれています。ただ、やはり、本来、物理の難しい言葉でこそ説明がつくような事象なので、ときどき読みながらもWEB検索してみて、自分なりにこの本の説明の捕捉に充てたりもしました。続きを読む
投稿日:2013.08.11
YUKINKO_KUN
放射性物質について、基本的なことから知りたいと思い、読んだ一冊。 どうしても物理的な話は入ってくるけど、基本的なことをがわかりやすく書かれてると思う。新書サイズというのも読みやすい点の一つ。 放射性物…質とは何か、放射線とはどういうもので、どうやって出てくるのか、原発とはどういう仕組みになっているのか、といったことが書かれている。 まずはのとっかかりにオススメ。続きを読む
投稿日:2012.05.12
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