【感想】辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術

飯間浩明 / PHP新書
(18件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 言の葉 音の葉 数の葉

    言の葉 音の葉 数の葉

    日常出会うことばに意識を向けて観察してみよう。
    ちょっとした意味の違いを大切にしてことばを使い分ける。
    気になったことばを辞書で調べてみる。
    できれば複数の辞書にあたって見てみる。
    ことばはどんどん変化するもの。
    そうした変化もふまえ、楽しき言語生活を送るための知恵が満載。
    続きを読む

    投稿日:2019.03.19

  • takeut

    takeut

    著者が、辞典編纂のため、あらゆる日本語を「用例採集」して考え・感じ取った、ちょっと工夫した表現、人間関係もよくなることばの使い方について、事例を交えて紹介・提案しているエッセイ。
    少し思ってた内容より、感覚的な話が多い気がしますが、役に立つところもありました。

    役に立つポイント
    ・否定的な表現に形容詞ではなく動詞を使う
    ・「いつも文末に来ることば」「いつも文の最初に来ることば」は、基本的にひらがなで書く
    ・反対語を意識すると文章が書ける
    続きを読む

    投稿日:2018.12.30

  • nyonboo48

    nyonboo48

    辞書編纂者ならではの、普段言葉を使う上でのちょっとしたコツなど。「とても」や「せいぜい」の意味の変遷など、知っているとネタとして使えそう。散髪時の髪の長さを伝える方法として、奥さんから言われたという「写真を持っていけば?」というアイディアは、某理髪店のアプリで機能としてあるようでやっと時代が追いついてきたという感じかもしれない。続きを読む

    投稿日:2018.09.30

  • ottersho

    ottersho

    「舟を編む」が出版された後なので、辞書編纂者の書いた本に興味がわく人が多くいるだろうことを予想して出版されたと思われる本。
    まあ、日本語の常識を今一度確認してみるには読むといいかと。

    投稿日:2017.07.24

  • anagramshi

    anagramshi

    「『おつかれさま』は目上の人にも使えるが、『ご苦労さま』は失礼」という最近よく聞く説に「根拠がない」と、別の観点から納得のいく説明がされている。昔からの変遷も踏まえつつツイッターなど現在にもアンテナが張ってあって主張が誠実。続きを読む

    投稿日:2015.11.08

  • sazuka

    sazuka

    日本語は難しい。

    例えば「お茶漬け」なんて、何を漬けているのか書かれていない。

    これも省略の文化、だろうか。



    たとえば、敬語をガッツリ使うと、外した時に恥ずかしい。そんなときは、しまいまで言わず、動詞をぼかす。



    もう昼ごはんは食べましたか?

    もう昼ごはんは食べた?



    この2つの印象は結構違う。だが、どちらを使っていいか微妙な時がある。そういうときは、どちらともつかないようにするために、



    ○○さん、もう昼ごはんは…?



    とする。ああ、なんて卑怯なり日本語。



    「えー」のコントロール方法。

    プロのアナウンサーなどは、「えー」と言わずにすらすら喋るけど、そうでないほとんどの人は、人前で話すと「えー」がくっついてしまう。でも、落語家はわざわざ「えー」をつける。これを何かに置き換えるのもいいけど、結構体調に左右されたりするのだとか。



    なんてぐあいに、まあ日本語らしい、どっちでもよさそうなことを、どっちでもいい形に着地させる。これって悪口に聞こえるかもしれないが、日本語らしく褒めている。

    言葉は、まだまだ楽しめるなあ。
    続きを読む

    投稿日:2015.09.14

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