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矢崎良一, 伊藤敬司 / 講談社 (1件のレビュー)
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Y.K
PL学園最強世代と言われる春夏連覇を達成した立浪・野村・片岡・橋本の4人のプロ野球選手を輩出した学年。そのレギュラーキャッチャーだった伊藤氏は卒業してから難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し現在も…闘病中です。野球選手として活躍し社会人でも充実していた人生が一変して、常に死を意識しながらの闘病生活を送ることになります。PL学園時代の野球部の話から、社会人としての日々、そして自分の体の変調を自覚してからの病気の進行と体の衰弱の様子。介護する家族の気持ちと、家族との伊藤氏自身との思いなど非常に考えさせられる内容の本でした。以下抜粋です「闘病生活は、どんなに綺麗事を並べられても、また、どんなに周囲の人に良くしてもらっても、感謝は大いにするが、心が本当に快晴になることはまずない」、介護をしてくれる家族に対して「自分のために誰かが大変な思いをしているということを、分かりすぎてしまうと、今度は自分が生きにくくなってしまう。それゆえ、わからないようにしている。しかし、それをずるいと責めるのは酷だ」、一人娘さんへ「かわいがってあげられなくてごめんね。そして、大好きなママまで獲ってしまってごめんね。それでもパパは、いつもあなたのことを思っています。」など。取材当時は会話もできず、文字盤を使っての意思疎通でここまで克明に伊藤氏の心境を追った著者の矢崎氏の取材力と筆力に脱帽です。ALSでなくとも介護はいろんな形で多くの人に関わる問題ですから、多くの人に読んでもらいたいと感じました。続きを読む
投稿日:2015.05.28
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