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近江泉美 / メディアワークス文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
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花花
このレビューはネタバレを含みます
編集、翻訳の世界の表に出ない様子、翻訳の言葉のチョイスの裏に隠された深い意味合いなど、言葉を操る人に読んでほしいと思いました。 雨を表す言葉の多さにも改めて気付かされました。日本語は,繊細な言語なのだと。 ドイツ人のクラウスと編集者の真壁のコミュニケーションのチグハグさには笑ってしまいました。 最後、ドイツで出版して、樫木のお父さんに届けられたのかも知りたかったなぁと思いました。
投稿日:2023.05.26
こまいぬ
痴漢騒動エピソードあたりで、はたとこれはラノベだと強く気づかされる。 そして案の定、「偶然」で問題解決。 その後はあまり身が入った読書とはなりませんでした。 日本の小説の面白さを伝えきれないというもどかしさは海外在住者の私には痛感するところ。 昼休みなど職場で日本の本を読んでいると同僚が興味を持つこともしばしば。あらすじを話すと翻訳されてないか?ともよくあること。 日本の小説もしばしば映画化されているがどうにも、ね 来月には伊坂幸太郎作品も公開されるが予告を見る限りもう別物。 公開されてるはずの加門七海作品の「203号室」はいつ公開されたのかも分からずに公開終了。 ロードオブリングスのような原作にきっちり則った小野不由美作品「屍鬼」や貴志祐介作品「新世界より」なんて観たいものです。 がんばれ!日本の編集者!もしくは出版社!!
投稿日:2022.07.25
nono0418
切なくて良い 作家が若くして亡くなった ドイツの血を引く作家が残した遺言は編集者に宛てたもの… その思いを受け継いだ編集者が作家の思いをどう引き継いで叶えるか?
投稿日:2015.06.08
hosinotuki
出版を翻訳サイドから眺めることができる本。作者と編集者との戦いと協力にも触れ編集にかける熱い思いが伝わってきた。そしてこんなに頑張っても、売れるとは限らないのだ。
投稿日:2015.04.29
unmanned
海外において日本文学の現状を教えてくれる小説、のような感じですが、外国人から見る日本、というのも少々含んでいます。 あと、翻訳の難しさも教えてくれる小説です。川端康成の「ノーベル賞の半分は、サイデンス…テッカー教授のものだ」という翻訳者に敬意を表す言葉から翻訳者の大切さが伺えるように、翻訳者なしに日本文学は世界文学になりえないです。 いろいろ考えさせる小説です。続きを読む
投稿日:2015.03.16
pokopoko0713
翻訳の世界なんて何にも知らないし面白そうと思い購入。 なかなか面白かったけど、ラストがちょっと納得いかないし、ルイルイが中途半端だった。こんな中途半端なら強烈っぽいキャラにしなければ良いのに。 そー考…えると樫木も、一瞬強烈に感じるけどちょっと弱かったかも。 でも面白かった。続きを読む
投稿日:2015.02.19
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