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天祢涼 / 講談社文庫 (15件のレビュー)
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おびのり
共感覚:ある刺激に対して、通常の感覚だけでなく、異なる感覚も自動的に得てしまう知覚現象。 例えば、文字に色を感じたり、音に色が見えたりとさまざま。生まれ付き持った感覚らしいから、それと気がついていない…人もいるかもしれない。 もしかしたら、オーラを見えると言う方は、体臭とか汗とかに色彩を見ているのかもしれない。 小説ないでは、10万人に一人の割合とされていたけれど、もう少し多いらしい。 この小説のヒロインで探偵の音宮美夜さんが、声に色を感じる共感覚の持ち主、という設定。 だから、犯人の特定は、その能力を使う。そこを納得すれば、ホワイダニットを楽しめます。 被害者の一人となった女子高生の兄が、探偵の助手になって、良いコンビだけど、シリーズもそのままコンビ使っているのかな? なぜ、タイトルは、カタカナにしたのか、作中最後の方でわかります。続きを読む
投稿日:2023.11.12
ある
猟奇殺人鬼フレイムを捜査する被害者友人甘袮と共感覚探偵音宮。3章,共感覚で犯人特定後も犯人逮捕はできない。犯行動機に1番驚く。特殊な知覚現象は探偵だけじゃない。探偵の裏能力と使命は秘密。
投稿日:2023.04.23
馬南神空
このレビューはネタバレを含みます
超自然的な能力によって、推理以前に犯人が判ってしまうという仕掛けのミステリは、最近良く見かけるようになったけれど、その走り的作品だろうか。そんなわけで中盤あたりで犯人は判ってしまうから、あとは動機当てとアリバイ崩しになる。真相が明らかになっても、そこまでの感動はないけれど、細かく張り巡らされた伏線とか、完成度は高いように思う。ヒロインが魅力的なのが、なんと言っても美質。
投稿日:2020.12.31
シュンスケ
共感覚がこんなにミステリに映えるとは。ある意味特殊能力のような力を持つ探偵を、万能にさせ過ぎないように気を使っているのが窺える。ホワイダニットは衝撃的だけど、伏線はしっかり張られているし、それだけの作…品ではなく、序盤から引き込まれて終始面白く読めました。続きを読む
投稿日:2017.09.20
danner
いかにもメフィスト賞な、新しい切り口と本格ミステリ文法の融合。京極シリーズを思い出す衝撃的なホワイダニット。「新しい新本格(きっと的を射た名前が付けられるのだろうが)」の波の旗手の一人と言えるだろう。…他の作品も読む。7.75続きを読む
投稿日:2015.12.15
ariel
色聴…音が見えるってどんな感じなのかな。 しんどいかもしれないけど美夜のイメージにはぴったり。もっといろんな事件を解決してほしい。
投稿日:2015.10.09
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