【感想】伊良部秀輝

団野村 / PHP新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ドラソル

    ドラソル

    伊良部秀輝のメジャーリーグ移籍に関わった団野村が、彼の人となりについて綴った一冊。

    彼の“悪童”というパブリックイメージと違い、人間的にはとても繊細で、投球術についても力よりも頭を使うタイプだったということがよくわかった。
    また、例のバーでの暴行事件も、原因はバーによるカードのスキミングによるもので、むしろ被害者だったということも初めて知った。

    何より、彼の移籍をきっかけにポスティング制度という、日本人選手がMLBに移籍しやすい環境が整ったことが最大の功績。
    団野村もポスティング制度に100%賛成ではないみたいだが。

    もちろん、伊良部側の立場で書かれてることもあると思うが、彼の人となりを知ることができた。
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    投稿日:2018.04.07

  • kaota01

    kaota01

    伊良部秀輝というピッチャーの、外見とは裏腹に非常に繊細な一面を伝えている一冊。
    個人的に好きなピッチャーの一人だったので、ほうほうと思いながら読んだけど、伊良部が好き/嫌いな人以外にはあんまり興味がわかないというか、で?って感じかも。
    全体的に「伊良部はそんな人じゃないんだー」って話が淡々と進んでる感じで、読み物としては正直そんなにクオリティが高いわけじゃない。

    ...ところで、団野村って元ヤクルトの選手だったのか。初めて知った。
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    投稿日:2013.03.26

  • areazione

    areazione

    メディアに脚色された「伊良部選手」は、伊良部秀輝氏の実像とかけ離れていた。プライベートの伊良部氏(「ヒデキ」)を知っている団野村氏は、そう考えている。

    「ヒデキ」は、ワガママな乱暴者ではない。確かに熱情的ではあるが、研究熱心で、仲間思いで、むしろ芸術家というべき野球選手だったのだ。さらに、彼の信念の強さこそが、その後の日本人選手のメジャー挑戦を可能にしたのである、という。つまり、FA制度を整える手はずの提供者なのだ。

    野球選手を辞めた伊良部氏は、「伊良部選手」という脚色にも仇されて、第二の人生のスタートを失敗してしまった。だがそれ以上に、「ヒデキ」の顔を失ってしまったのが、強いショックだったようだ。つまり、彼は生きがい(野球!)をなくしてしまったのだ。それが、あの悲劇をもたらした要因ではないか、と筆者は考えている。

    惜しい人を亡くしたものだ、とつくづく思う。
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    投稿日:2013.03.05

  • take9296

    take9296

    2011年、42歳で夭折した剛腕投手、伊良部秀輝の知られざる素顔。

    イメージとは全く違った人物だったようです。

    投稿日:2013.02.24

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