【感想】悩まずにはいられない人

加藤諦三 / PHP研究所
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あみゅん

    あみゅん

    私は幸せになりたいと思っているのに、幸せではない現状がある。何故?と考えたときに、私は無意識下で今も憎んでいて、不幸になってほしいと思っている人がいるのかもしれない。
    頭では、実際に誰なんだろうって考えを巡らす。父なのか母なのか、旦那なのか誰なのかわからないけれど、そんなことを考えた。
    頭では、意識していないし、心でも思っていない。しかし、起きてくる現象がすべての答えだと言うことを私は知っている。
    自分の心の歴史を勉強して、上自分で掴むこの言葉にとても背中を押してもらえたような気がした。私も私の人生をもっと輝いたものにしていきたい。不幸になんてなりたくないのだから。
    この本を読んで今の私に1番必要なものは"自分の感情を吐き出すことができる人"だと思った。
    私は旦那に対して100%自分の感情吐き出せているだろうか、と考えるきっかけとなった一冊。
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    投稿日:2023.10.06

  • kasaji

    kasaji

    正直、何を言っているのか途中で分からなくなった。同じことの繰り返しのようでもあり、そうでもなし。
    決め付けも多いと思う。

    投稿日:2022.01.14

  • うえけん

    うえけん

    <感想>
    「成長欲求」と「退行欲求」という観点は目から鱗だった。悩むのが好きな人は、自分で解決するという手段を選ばずに、誰かが助けてくれるのを待っている。その方が楽だから。それを著者は「退行欲求」とし、赤ちゃんのように世界に特別扱いを求めていると表現している。
    その指摘は自分自身の経験としても、過去の友人たちを思い出しても該当事例が多く、非常に腹落ちした。
    解決策の提示をしている書籍は多いが今一つピンと来なかったのだが、自分の内面を理解していなかったからだと理解できた。自身の病巣が特定できた。良い本に出合えたと思う。

    ★「助けて」と叫んでいるのに、無視されるから傷ついて敵意を持つ


    <アンダーライン>
    ★★★悩みを顕微鏡で見る人もいる
    ・「悩み依存症」は悩むことを通して蓄積された怒りや憎しみを表現している。だから悩みを自分で作る。悩みがなければ、抑圧された憎しみを表現する場がなくなる。したがって悩んでいる人は悩んでいる時が救いなのである。あるいは悩んでいる時に心が安らぐと言っていいかもしれない。
    ★「何とかしてくれ」という受け身の姿勢
    ・受け身のままで攻撃的になれば、それはいわゆる妬みや嫉妬である。
    ・悩んでいる、心配している、それがじつは隠された攻撃性である
    ・離婚でいつまでも苦しんでいる人は、離婚原因を全て相手に帰している人
    ★★★★★神経症的傾向の強い人ほど苦しむ。それは自分に「あってはならないこと」があったと思うから
    ★神経症患者は自分にとって重要なことすべてに権利があると思っている。
    ★★★離婚して不幸になったのではなく、不幸な人が離婚しただけである
    ★人は復讐心がある限り悩み続ける
    ・役割を果たした時だけ認められても、心は本当には満たされない
    ・悩んでいる人は、周囲の世界に働きかけている
    ★★★基本的不安感のある人は、人の上に自分を置こうとする
    ★基本的不安感があるということは、甘えの欲求があるということ
    ★赤ん坊にとって、立ち上がるよりも泣いている方が居心地が良い。
    ★★★うつ病者は、自分に欠けているものを「自分の幸福の本質である」と考える
    ・退行欲求で生きてる人ほど偽りの愛に弱い。
    ★自己憐憫するような孤独な人は、個人的な親しさを強調されるとコロリと騙される。
    ・自己憐憫する人は、結果として同情を求める人に敵意や憎しみを抱いてします。同情を求めるということは愛を求めているということでもある。
    ★★★認められたいという動機で行動することで、もっと認められたくなる。
    ★★自己憐憫は、私を例外として扱ってくれという叫びである。
    ★★・「私の人生はこんなに苦しいのだから、私にはふつうの責任を期待しないでくれ」ということ
    ・私に特別な立場を与えてくれという要求である。それは現実の世の中では通らない。
    ・自己憐憫は自立の失敗。「誰か助けて」と叫んでいる。
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    投稿日:2020.09.12

  • みしま じゅん

    みしま じゅん

    無意識の怒り、不安が憐れで悩む形になって現れていることに、そうかもと思った。どうすることも出来ない怒りなんていっぱいあったと思う。心理的にうつうつするはとても辛いけれど、コツコツと努力するエネルギー切れしてしまい、途方に暮れている自分を正しく理解して、心理的現実的悩みと不安が減らしたいです。続きを読む

    投稿日:2018.04.12

  • 前太ハハ

    前太ハハ

    ご近所さんが、「加藤諦三をきっかけに何十年も自覚してなかった己の姿に次々気付きはじめました。自分の心の中を旅するって奥が深い!」と言って貸してくれた本です。

    著者の加藤さんは日本精神衛生学会顧問であり、ハーヴァード大学客員研究員、早稲田大学名誉教授なども務めている偉~い方です。

    ・・・ですが、私はイマイチハマることが出来ませんでした。

    一つは、書いてあることをうまく消化できなくて・・・難しい言葉を乱用しているわけではないし、大切なことは何度も何度も繰り返す手法の文章は頭に入りやすそうなのに、なぜか入ってこないのです。私バカ?
    もう一つは、普段私自身があまり悩まないから、ですかね。
    でも著者は「意識している自分が本当の自分であればこの本はいらない。しかし、意識している自分は本当の自分ではないことが多い。」と言ってるので、そう言うなら、心の奥の奥まで深く考え抜いてみようと思うのですが、どうもそれがうまく出来ない。自分が素直に心をさらけ出せないのか、それとも隠された自分がないのか、よくわかりません。
    あとは、無意識の怒り・敵意の原因のすべてを幼少期の親との関係に結び付けるのは横暴すぎるのではないか、と思ってしまったからです。そんな画一的なものなの?

    この本の主旨は下記の通り。
    悩みの本質を、心理学を駆使して読み解いたものです。

    ・くよくよ悩むのは、無意識の怒り・敵意・攻撃性の表れである。
    ・みじめさを誇張するのも怒りの間接的表現であり、攻撃性を表現している。
    ・自己憐憫の裏には妬みと嫉妬が隠されている。
    ・マイナス思考は敵意の表れであり、同時に愛情要求の表れである。

    ・悩み依存症の人は悩むことを通じて無意識の欲求を満たしている。自分の不幸を嘆いていれば努力をしなくていいから悩みは癒しなのである。
    ・悩んだりみじめさを誇張したりするのは、甘えたくても甘えられない心の葛藤。それにしがみつくのは変化が怖いから。

    ・そんな人は意識下では幸福を求めているが、無意識では安心を求めている。それで、行動が依存的になる。不安だから。
    ・不満と不安では不満を選ぶ、不満を解消する努力をするくらいなら安全な不安を選ぶのだ。だから依存的生き方になる。

    ・これらの原因はすべて、幼少期の親子関係にある。親が子を無条件の愛に包まずに育てたせい。

    ・幸運の道を選ぶためには成長しなければいけないし、成長するには大変な努力がいる。そしてリスクがある。自信は生産的に生きることでしか得られない。
    ・自分の弱点を認めるから自分の長所がみえる。現実を認める。
    ・現在の自分を正しく理解すれば道は拓ける。なぜなら、それが自分が固有の存在であるという自覚に通じるからである。
    ・自分を正しく理解することが自分に寛容になることであり、相手を正しく理解することが相手に寛容になることである。

    この、最後の一文は心に響きました。
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    投稿日:2016.06.03

  • vic1965

    vic1965

    実際には読み終ってはいない。
    途中から流し読み。

    何だろう?文章が冷たいというか、読みづらく、心に入ってこないので、何度も戻って読み直す…に、疲れてリタイア。

    筆者は長年、テレフォン人生相談をやっている方なので、人の悩みの傾向性はこんな感じとの思い込みがあるのだろう。
    それを本にしただけのものでした。
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    投稿日:2015.11.20

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