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長野正孝 / PHP新書 (4件のレビュー)
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y_doka
うーん、専門家じゃないのかあ。まあ歴史ってのは専門家じゃなくても語れちゃうものではあるんだけど、ちょっと不安ではあるなあ。邪馬台国の畿内説も否定しているし、どう評価していいか難しいところ。 なんか気に…なったのは、「この時代は技術的に不可能」という記述が多いところ。でも、本書でもちょっと触れた箇所があったように、当時の人は思いもよらない方法や能力で、なんかうまいことやってたりするんだよね。なのでそこをうのみにするのは危険と感じた。続きを読む
投稿日:2017.02.16
izumowol
独断が多いように見受けられるし、「○○については後 の××章で説明する」という文が頻出することでもわかる ように構成が甘く、話題があちこちに移動している感が 強い。話題にあげている時代についてある程度…の知識が 無いとわかりにくいことや、明らかに事実誤認と思われ るような指摘も多いので、決して手放しで薦められる本 では無いと思う。 だが「造船技術の歴史」や「航海術の発展」から日本史 を考えることは大切だと私も思う。今まで考えたことも なかった視点が、この本の中にはたくさん含まれている というのは間違いない事実だろう。願わくば著者と同じ くらいその方面に明るい人間が参画し、この本の内容を 考察・検討してくれることを望みたい。続きを読む
投稿日:2016.02.17
佐藤八郎
着眼点に惹かれて読む。知らないことが多かった。しかし、推論と事実がないまぜになった文章構成が続くため途中から流し読みになってしまった。
投稿日:2015.08.08
ゴンチャロフ
日本民族を海洋民族とする言説は決して目新しいものではない。例えば茂在寅男『古代日本の航海術』(1979年)は、日本語に残る南方語の痕跡からポリネシア海洋民族へと遡る。むしろ海洋民族としての日本民族のイ…メージは増幅し、カヌーで太平洋を縦横無尽に駆け巡っていたような妄想さえ抱かせてきたのではないか。しかし、そのような素人的な妄想も本書によって見事に打ち砕かれる。実際には、少なくとも日本海側では荒波を避ける海岸伝いの海路しかなく、丹後半島など迂回困難な場合は川を遡上し最後は船を曳いて陸路を運んだという。しかも雄略帝が登場するまでは瀬戸内航路も啓開されておらず、河内方面に到達するには敦賀から陸路で琵琶湖に抜けるか、豊岡から船曳道を通って姫路に抜けるしかなかった。このような海路についての知見を踏まえて、著者は邪馬台国、神武東征、倭の五王、乙巳の変など日本古代史の様々な謎について独自の解釈を展開する。知らなかったことも多く、専門家のご意見の貴重さを実感した一書である。ただ、一部校正に甘いところがあるのは残念。続きを読む
投稿日:2015.05.04
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