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三橋順子 / 講談社現代新書 (26件のレビュー)
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jixisan
神話から現代までMtFを中心に丁寧に解説された本。少し古い書籍ですが、楽しめました。 なんで興味を持って読み始めたかは覚えてないんですが、まあ現在LGBTQをはじめ様々な議論が巻き起こっている世界な…んでね。 この本を読んで感じた雑な感想で言えば人間の認識や常識、価値観なんて簡単に変わるんだなぁってことですね。まあ日本は昔はすごかった!とかいう気はまったくないんですけども。西欧文化って強い。続きを読む
投稿日:2023.05.15
魚雷屋阿須倫
キワモノ系の本かと思って読んだら、かなりアカデミックな内容で驚いた。著者は、戸籍上は男性で、M t F のトランスジェンダー(性別越境者)で、社会・文化史研究家。日本最初のトランスジェンダーの大学教…員となった。 本書は、「古代から近代までの日本の歴史の中の現れる女装に関するさまざまな事象を取り上げ、社会・文化史的に説き明かすとともに、現代における女装コミュニティや性別認識を分析し、さらに世界の女装文化の比較文化論的位置づけにまで及ぶ。日本初の女装に関する専論書として井上章一、原武史、松岡正剛など知識人・読書人の評価が高く、現代風俗の領域での独創的な研究に対して授与される第19回(2010年度)橋本峰雄賞(社団法人・現代風俗研究会)を受賞した」(Wikipediaより引用)。 LGBTへの偏見差別は、明治中期以降に欧米文化(特にキリスト教)の影響というか、導入によるもの。明治初期までは、日本ではLGBTに対して「おおらか」な社会であった。変態(ヘンタイ;変質者とかいわれる)は、大正期に翻訳された「変態性慾心理」に由来していることがわかった。 そして、あとがきにあるように、性別を超えて生きようとすることを社会悪とした19世紀以来の欧米の精神医学、この基本思想がいまだに息づいていること。「変態性慾」、「異常性欲」、「性的逸脱」、「性同一性障害」と名称こそ変えてきたものの、あいまいな性の存在を許さない性別二元制と異性愛絶対主義が今なおはびこっている。 本書の巻末には多数の参考文献が掲載されており、勉強になること請け合い。いわゆるLGBT法案に反対したり、危惧したりしている議員さん達には、ぜひとも読んでいただきたい。続きを読む
投稿日:2021.06.29
ぽんきち
一冊の中に神話の時代から現代までぎっしり内容が詰まっていて面白い!日本は異性装に寛容であったことが歴史からよくわかる。 明治の戸籍制度の始まりによって女装した男性が男性と共に生活していくことができなく…なったというのも納得だった。続きを読む
投稿日:2021.01.06
advicekiyomidosu
トランスジェンダーである三橋順子さんが誘う、 「女装と日本人」は講談社現代新書。 堅苦しくなく、神話の時代から紐解く説には 納得させられると共に、読みやすくハードルも低い。
投稿日:2019.10.29
sinku.
女装の歴史。 確かに言われれば…というくらい昔から長い歴史があるんですね。 宗教的理由や文化など様々な視点から読み解いていて面白く読めた。女装にも公的な理由と個人的な趣向での2種類あるのかな。
投稿日:2019.05.16
Στέφανος
日本人は女装好き? 古代~中世社会の女装 近世社会と女装 近代社会と女装 戦後社会と女装 現代日本の女装世界―新宿の女装コミュニティ 日本社会の性別認識 文化としての女装 著者:三橋順子、1955埼…玉県、トランスジェンダー研究者続きを読む
投稿日:2018.10.28
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