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沢木まひろ / MF文庫ダ・ヴィンチ (9件のレビュー)
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みけ
高校時代に教師と生徒として出会った二人。 一緒に暮らし始め、幸せなはずなのに喧嘩になる。 価値観の違いを上手に埋められず苦悩する日々。 人の欲って際限がなくて、現状に満足するってことができなくて。… 一緒にいられない時は、毎日一緒にいることに憧れて。 毎日一緒にいられるようになっても、それだけじゃ幸せじゃなくて。 人って貪欲ですよね。 好きなだけなのに、大切だからこその行動が、相手には伝わらなかったり。 生きていく難しさと向き合う大切さを教えられる作品です。続きを読む
投稿日:2013.06.09
シャイニングウィザード
「背中シリーズ」三作目に当たる男性同士の恋愛モノ。 文章表現に透明感があるので、 読者にアブノーマル感を与えないだろうとは思う。 ただ、やっぱり、前2作の方が好き。(特に1作目が) 主人公の年齢や職業…が変わっただけで、 男性同士という点に前2作との違いはあまり感じられない。 それでも、沢木さんの文章は好きですね。続きを読む
投稿日:2012.08.29
mumuchan
切ない感じの恋愛ものだろうと思って読んだんだけど 違ったかな。 相手が異性であれ同性であれ 相手を思う気持ちは 変わらないって事なんだね。
投稿日:2011.08.07
いまむら
一般小説と割り切って読む分には素敵な文章なんだけど、女子としては頷きかねるかなあ。これから三浦しをんのように展開していこうと言うのなら、まあ納得はするけど、新風を盛り込むという理由でこれまで書いてきた…タチ像ネコ像を入れ替えたんなら、元に戻した方がいい。前二作と『彼女の或る日』に惹かれて今作を手に取った身としては、軸がズレ過ぎていて正直読むのがつらい。 ただ、センテンスの浮遊感というか、中途半端なところで終わるのに捨て鉢には感じないセンスというか、陶酔感めいた独特の後味は健在。だから結局、構え方の問題なんだろうねー。続きを読む
投稿日:2011.04.08
majico
「君の背中で~」を読んだときは、姉もカナもそんな好きじゃないなと思ったけど、これの小夜は結構好き。出てくるカクテルがおいしそう。 読み返したい!と思うのは「君の~」だけど、終わり方はこれのほうが好きか…もしれない。続きを読む
投稿日:2011.03.22
赤椿
沢木さんの『背中~』シリーズ3作目。 うーむ。 私は2作目が1番好きかな。 今回のは、もうすでに恋人同士で、重要なことを話してくれないっていうのがケンカの原因で、っていう話。 第三者もいい人だったし…。 てか、いなくてもよかったのでは?っていう登場人物がちらほらで、メインの話が薄かったかなぁ。 小夜さんいい人。 あんな感じの女性になりたいなぁ。 “平行線でもなんでも、とにかく会話するの。わかんないってあきらめて口きかなくなったら、おしまいの始まりだから。 継続は力よ。初めからやるつもりでまた頑張ればいいのよ” わかんないならいーや。って、会話をやめちゃう癖があって、 で後で何でわかってくれないのー!って怒る。 だって私がちゃんと話さないんだもん、自業自得だわ、って小夜さんの言葉で思った。 一緒にいたって、わかんないことばっかり。 それを知らなくていいや、教えなくていいや、じゃ、正午と陽向とか小夜さんと旦那さんみたいになっちゃう。 会話って、やっぱり大事だよな。 カクテル呑みたくなった。ちゃんとしたバーで。 現実とか、ちゃんと考えられるようなお酒の飲み方ってしてみたい。続きを読む
投稿日:2011.01.24
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