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吉村達也 / 角川ホラー文庫 (8件のレビュー)
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総合評価:
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ゆづき
目の前に現れた赤い文字に死なずに殺せと迫られ奇妙な老人と少女に二十年待てと言われ卒業式の日の自殺を思い止まった康明が時を経て突然導かれるように平然と復讐に目覚める。再会した幻覚のような老人と少女が語る…SF的進化や意識の概念。幼い愛娘の異変に引き込まれる。続編があるらしく今作のみでは物足りない終わり方。続きを読む
投稿日:2018.10.14
H.Sato
死にたいという気持ちが完全に消えてし合ったのだ。 死ぬことはない。自ら傷つけることはない。悪いのはまわりのやつらであろう。死ぬべきはお前ではなく、周囲の人間であろう。 人間の思考というものが存在すると…すれば、それはまさしくコンピュータの演算活動を思考と呼ぶ以上のものではない。 人類進化の最大の敵は字がが生んだ倫理観。続きを読む
投稿日:2014.03.25
まき子
遺伝子レベルで「殺人衝動」があるならば、それはやはり怖い。 ただこういった性善説、性悪説的な題材ならば「氷点」に劣っていると感じる。 読みやすさは○。
投稿日:2012.01.07
day2doc
連作のようなので、これだけで終わってしまうと中途半端。 ただ、普通の人が簡単に残忍な殺人をしてしまう描写は空恐ろしい。 血のついた服をそのまま洗濯機に入れておく、なんて日常にあったら、とても怖い・・・
投稿日:2011.11.20
tyanchi
内容(「BOOK」データベースより) 高校卒業の日、積年の怨みを自殺という形であてつけようと、伊豆山中に死に場を求めた神保康明は、そこで奇妙な老人と少女に会う。「二十年後を待て」それが老人の放ったメッ…セージ。死を思いとどまった康明は、やがて愛妻家で子ぼんのうのよきパパとなる。だが、二十年後の同じ日、平和な暮らしをしていた康明に、突然復讐の鬼が取り憑いた。何も知らぬ妻の前では理想の夫を演じながら、陰では人の頭を打ち砕く殺人鬼。その背景には常識を超えた驚愕の真相が。 ******************************続きを読む
投稿日:2010.10.13
ao-neko
「学園ホラー」か?→ああ、「いじめ復讐劇」ね→ええ?こう来る? てな感じ。真相は「哲学ホラー三部連作」みたい。だけど、いつもの「人間の狂気」もちゃんと怖く描かれていてばっちし。 三部連作がちゃんと出る…のかな、って危惧はあるけれど。以前刊行された「ふたご」の続編がまだ出てないんだよねえ。多作すぎて忘れてる?続きを読む
投稿日:2010.01.29
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