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甲田学人 / メディアワークス文庫 (11件のレビュー)
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Takeru.K
童話をモチーフとした、4つの家族の悲劇を描く短編集。 ひたすら救われない。 最も身近な社会集団にまつわる話だからこそ、 なおさら切実に僕らの心を打つ。
投稿日:2018.03.23
永杜
・シンデレラ ・ヘンゼルとグレーテル ・金の卵をうむめんどり 彼女が出てくるだけの、短編集。 彼女と関わる事により、自分と向き合い 悲しみに気付いてしまう主人公達。 それがいいのか悪いのか…謎ではあ…りますが 自分をそのまま受け止めてくれる存在、と思えば 非常にありがたいものがあるかと。 最後の話だけ、本編からのもの。 どれもこれも、バットエンドなのは確かなので 落ち込んでいる時には要注意、です。続きを読む
投稿日:2016.07.08
ariel
うろ覚えだったヘンゼルとグレーテルの話を思い出しながら、現代の悲劇を噛み締めさせられます。 身体中が軋むような描写のエグさ。痛くなります。 救いがないのがすごい。
投稿日:2016.06.03
miz300
上手いなあ。 文章の書き方が好みなのかもしれない。 断章のグリムのシリーズは一通り読書済。 この本でも精神的に追い詰められ破滅に向かうストーリーが、童話に擬えた形で浮かび上がってくる。 ダーク、恐怖…、グロテスクときてるので表立って薦めにくいけれども。 想像力を働かせると、場面に同期した痛覚や生々しい感触に、凶行に及ぶ主人公の爆発する感情に耐えられないので淡々と読んでました。夢に見たら嫌だな。 振り返ると、痛い、つらい、悲しい、可哀想・・・。 影法師に奈落に追いやられ、最後に蓋を閉じられるようなそんな読後感。ハッピーではない。 せっかくなので挿絵はもうちょっとあってもいい。続きを読む
投稿日:2015.07.26
メディアワークス文庫公式
【──少女達にとって生きることは『痛み』だ。現代社会に蘇る恐怖の童話ファンタジー】 『自分は母親に好かれていないのかもしれない……』 中学二年の木嶋夕子は悩んでいた。常に優先される姉と、我慢をする自…分。それは進路問題にまで発展していく──。 そしてある所では、母親の顔色を窺いつつ、二人で助け合っている兄と妹がいた。だが二人の絆の中で広がっていくすれ違い。やがて負の想いが膨らんでいった時──。 彼女達が悩みの末に出会うのは、時槻風乃という少女。風乃は闇に溶け込むかのように、夜の中を歩いていた──。続きを読む
投稿日:2014.12.10
kinoko8633
痛い その一言でした。 つらい家庭環境のなかで救いを求める少女を叩き潰す現実。 壊れた少女がたどり着く行動はみな同じ結末。 とにかく表現が痛いです
投稿日:2014.12.05
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