【感想】タックス・イーター-消えていく税金

志賀櫻 / 岩波新書
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
2
3
7
0
1

ブクログレビュー

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  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    男なら一度はなりたやタックスイーター(´・ω・`)
    彼らの大好物
    ①予算、特に特別会計は予算統制が緩くガバガバ
    ②財政投融資、一般会計並みの規模
    ③租税特別措置、利益誘導のくせに減税呼ばわり
    (100%減価償却で街並みの商売に異変あるぜ)
    ④国債、GDPの規模を考えずに未来へ負担押付け
    タックスイーターの正体
    ①族議員、農林・建設・厚生・文教・郵政
    ②官僚、財投対象機関(公的法人)
    ③鉄のトライアングル(政官業)
    本書にないが今問題視されているNPOは?
    あと対策も専門機関頼みであるが、個別問題への
    対応が一番得意なのは予算を作り執行する担当者
    なので【使える金が少ない】状態にすれば自ずと
    削ってくる事が可能な社会を国民と政治家・官僚
    が作る事であり、全国に減税会が芽吹き育つ現状
    の好例を布教する時代だと思う・・・選挙大事

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    投稿日:2024.01.23

  • yasu2kei

    yasu2kei

    著者の前著タックスヘイブンがおもしろかった人向けの本。

    税金の無駄遣いと言われることがあるが、納税者の側も税に無知で気前よく払いすぎている面は否めないなと思った。

    投稿日:2022.10.17

  • 波瀬龍

    波瀬龍

    【由来】
    ・図書館の新書アラート

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・ニーモシネ

    ・メッセージとしては銀英伝的。つまり、きちんと自分の税金の使われ方をウォッチしなさいということ。そこに無関心なのは怠惰であって、タックス・イーター達に貪り食われても仕方がない、とまでは言わないにしても、その助長に歯止めをかけることはできない。

    【目次】
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    投稿日:2018.10.28

  • sasha89

    sasha89

    税金、いっぱい取られてるよね。買い物をすればもれなく消費税を
    取られるしさ、お酒には酒税、煙草にはたばこ税、温泉を利用すれば
    入湯料、ホテルに宿泊すればサービス税。その他諸々。

    納税は国民の義務だけれど、その使い方についてはまったくと言って
    いいほど知らされない。政治家やエライお役人様が、まるで自分の財布
    のごとく、湯水のように税金を無駄遣いしている。

    時折、会計検査院の調査でとんでもない無駄遣いが判明して報道される
    ことがある。その無駄遣い、誰が返してくれるのかと言えば誰も返済して
    くれない。

    そうして国は言うんだよね。「財源がないから増税します」って。

    消費増税とセットのはずだった議員定数の削減の話はどこへ行って
    しまったんでしょうね。増税だけして議員定数の削減には今のところ
    知らんぷりのようだけれど。

    さて、本書。元財務官僚の著者が昭和からの税金の歴史を解説しな
    がら、私たちが払った税金が食い物にされているかを暴露している。

    分かってはいたけどね。不必要な箱物ばっかり作ったり、族議員が
    予算の分捕り合戦をしていたりはさ。

    結局さ、どんなに消費税率を上げようと、分捕れるところから分捕ろうと
    新しい税金を考え出しても日本が抱えている負債ってのは減らないの
    ではないかね。

    納税の義務に対し社会保障を受ける権利があると思うんだけど、この
    権利は近い将来、消滅するんじゃないのか。

    だって年金受給年齢は段階的に引き上げられ、受給金額は実質
    引き下げが続いている。まして超少子高齢化なんだよね。お先、
    真っ暗か、日本。

    外遊先で大盤振る舞いしている安倍晋三だけれど、他国にお金を
    ばら撒いている場合じゃないぞ~。

    あ…そうか。社会保障が破たんしているから「一億総活躍社会」
    とかで「一生働けっ!」ってことなのね。

    悠々自適な老後は幻か。
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    投稿日:2017.08.22

  • show

    show

    タカリの構造をなんとかしない限り,財政は良くならない。

    情報処理学会誌の書評で紹介されていたので,図書館から借用。

    投稿日:2016.10.24

  • nyankoteacher

    nyankoteacher

    リアルに財務省主税局に関与した著者によって、日本財政の支出垂れ流しが明らかにされる。円高フォビアに支配される「輸出主体」の財界、特別会計の闇、国民年金の破綻隠しシステムなど。問題はどれも深刻だが、現在の政治システムと政治家によって目が覚めるような改革が実現するとは、およそ思えない。「革命」を主導する勢力が本格的に跋扈し始めるまでに、民主的なプロセスで流れを逆転させるにはどうすれば良いのか。右からも左からも、パターナリズムからもリバタリアンからも有効な主張はまったく聞かれず、ひとり財務省のみが・・・ という図式か?続きを読む

    投稿日:2016.07.31

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