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金子勝, 武本俊彦 / 集英社新書 (4件のレビュー)
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KOROTAM
○経済学者の金子氏と元農水官僚で民主党のブレーンでもあった武本氏の作品。 ○現在の農業・農村政策への批判と、新たな農業(兼業農業)としてのエネルギー兼業の提案を行っている。 ○現在の農業の衰退や兼業農…家否定への対案、大規模専業中心主義への批判などは、一部理に適っている部分もあるが、再生可能エネルギーを一方的に推奨するのは、やややりすぎな印象。 ○FITは、あくまでも一時的な政策に過ぎないので、それを前提として地域を支えるというのは、ちょっと安易。続きを読む
投稿日:2015.02.02
けいちゃん(渡邉恵士老)
専業農家ではなく、兼業農家を目指そう。それも、エネルギー業と兼業する「エネルギー兼業農家」となることで、利益を出そうという主張の本。 工場の期間工など、お金が地域外に流れるものや、農業との相乗効果が…期待できない兼業ではなく、エネルギー業と兼業することで、お金を地域で循環できるようになり、地域コミュニティの活性化にもつながり、農業にも相乗効果が期待できるようになる。 確かに、農業という季節や年により不安定な収入に、エネルギー収入という安定的なベース収入を兼ねることで、ポートフォリオが格段によくなる。 ただし、本書でも以下のように触れているように、誰がエネルギー兼業化を推し進めるのかという問題がある。 「しかし、6次産業化にせよエネルギー兼業にせよ、個別の農家がやるには負担が大きく、地域ぐるみでないとうまくいかない面もあります。その意味では、農協や農協系金融機関、地域の市民ファンドや地域金融機関の役割が大きくなります。」 個人の農家では限界があるし、効率もよくない。そうなると、ある程度の規模のある農業法人か、個別の農協等が推進していくということになる。 となると、それはもはや農家の兼業を推進するのではなく、農家の集約化、企業化を推進すべきという話になってくる。 本書でも認めているが、ある程度の農地の大規模化、集約化、集積は必要である。 ただし、そもそも日本の国土は狭く、アメリカ並みの大規模化は図りようもないため、中規模へ集約化し、中規模の農地に合った生産方法を取っていく必要がある。 本書の前提として、個人経営の農家ではなく、集約された農家集団として、エネルギーなど農業以外の他産業も手がけるべきではないかといった議論があったほうがよかったように思う。 また、農家の集約化ということであれば、ひとつの方法として、農協の活用も有効だと思う。 近年、JAが何かと叩かれているが、JAにもメリット・デメリットはある。 メリットを生かしつつ、デメリットとなってしまっている部分を削減していくことで、エネルギー兼業農家や、六次産業化を推進するための中心となれるのではないかと思う。 何といっても、農協は、既に複数農家を取りまとめて、地域のハブとなっていることも多い。 新規にゼロからコミュニティを作ることは非常に難しいが、既にあるものを利活用することで、コミュニティの形成が比較的容易にできるケースも多いのではないかと考えている。 農業、食、エネルギー等、日本が抱える様々な問題に興味がある人におすすめの一冊。続きを読む
投稿日:2014.11.15
kj_ito
農業+小規模発電=エネルギー兼業農家で地方創生、というキャッチフレーズは魅力的だ。しかしそのコンセプトの提示に終始して、具体化する方法論に乏しい。そこが残念。
投稿日:2014.11.09
tokutaro
20141108 これからの日本にとって大事な事。片付けないといけない課題なのに、目先のどうでも良いことをやっているように思われる今の政治を変えないと。大事な事が何かわからない人を選んでいる訳ではない…のだが。選挙の仕方から変えないといけないのかも。続きを読む
投稿日:2014.11.08
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