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加門七海 / 光文社文庫 (10件のレビュー)
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しんた
300ページに満たない作品だからかテンポよくサクサクと進んでいくが、ホラー小説なのに致命的なレベルで怖さがない。ストーカーが近づいてくる様にも狂気を感じこそしたものの、そこまでではなかった。
投稿日:2023.12.15
まさあき
このレビューはネタバレを含みます
異形の怖さはないですが、人の怨みは怖いと思うストーリーでした。 別の小説で読んだ“異形を潰して人が死ぬ”部分に近い表現があり。。くすっと笑ってしまいました。
投稿日:2023.04.16
meowmeow
これは怪談でなく、ホラー小説。人違いを何度伝えても全然話が通じないところがさすが生霊という感じで理不尽で怖い。ラストが追い払うでもなく、殺されるでもなく、お話ならではのまとめ方で面白い。
投稿日:2016.12.07
緋月
怖いです。真面目に怖い。 しかも理不尽。心の底から理不尽だと思った。 これまで読んだこの作者の話の中で、一番怖いと思った。 ホラーでなくとも、このタイプの話は怖いと思う。 逆恨みで理不尽。どうにもなら…ん。続きを読む
投稿日:2010.08.01
みお あまと
個人的には表紙が「おぉっ」という感じ。 ちょっと読んでから日が経ってしまったので思い出しながら書きます。 簡単な粗筋。 ある日亮子は小学校の頃の幼馴染の森本と再会する。 それ以来匿名の手紙、日に何…十回もの非通知の着信など変な出来事が続くようになる。 それは二人の仲を邪推する森本の妻・真理の仕業なのかそれとも――。 正直言って、女の嫉妬というものは怖いと思いましたよ。 雰囲気的には『リカ』に似た感じだったのですが。 何も思い当たることもないのに勝手な濡れ衣を着せられてしまう。 それは本当に嫌な怖さでしたよ。 けれども、ですね。 正直、怖いか?と聞かれれば「うーん」という感じです。 『203号室』の時も思ったのですが……。 すごく怖い設定だと思うのだけど、いまいち書ききれてない感があるんですよ。 それどころか「おいおい!」というシーンまで出てきてしまって何とも言えない状態。 まぁホラーを読みなれていない人にはすごく怖い話なんだと思いますが。笑 実際あり得る話だと思いますよ。 本当は浮気なんてしていないのに、勘違いで嫌がらせを受けるようになってしまう。 けれどもその加害者(本妻)はそう思い込んでしまっているので、説得することもできない。 実際にそんな状況になったら、自分でもそれを説得する術は思いつかないですよ。 まぁ久々に「ホラーを読んだ!」という感じでした。 面白かったですよ、人間の嫌な部分が緻密に描かれていて。笑 たまーにこういうホラーを読むとスッキリします。笑続きを読む
投稿日:2010.06.18
るね
実家に戻った主人公が、小学校時代の同級生に10数年ぶりに再会する。懐かしさも手伝って気軽に同窓会らしき集まりを約束しただけのはずが、同級生の妻からありもしない浮気を疑われ、ストーカーじみた嫌がらせを受…ける……と、よくある「サイコな女の恐怖」てな話かと思ってたら―こう来たか。しかしこの主人公、理性を保っているようで、何ぜ直接対峙しようとするんだろう。元凶は同級生にあるだろうに。そこで“真理”の正体というか人となり、なぜそうなったのかてな種明かしがあると思ったんだが。それを書いたら陳腐だってことか。 ……それとも、真理じゃなかったのか?続きを読む
投稿日:2010.04.13
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