【感想】だれかの木琴

井上荒野 / 幻冬舎文庫
(18件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ちい

    ちい

    このレビューはネタバレを含みます

    映画を見たような覚えがあって。
    紙の月、と似ているなという印象だったけれど改めて本を読んでみたら全然本質は違ってたのね。

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    投稿日:2023.01.07

  • キョウヘイ

    キョウヘイ

    井上荒野キャンペーン継続。うーん、なんというか言葉足らずっていうか描写不足っていうか、敢えてそうしてるのはわかるんだけど微妙に歯がゆくて物足りなかったな。日常からちょっとした狂気に至る上での少しずつの歯車のズレみたいなのを伝えたいんだろうけど、もっとわかりやすいほうが好き。子あり夫婦が主人公なの初めて読んだ。続きを読む

    投稿日:2021.12.01

  • kusukosu214

    kusukosu214

    読後感が微妙。
    読み進めるうちに息苦しくなるのは描写がうまいから。
    映画では小夜子を常盤貴子がやったと聞いて、
    なんだかなーと思った。もっと地味なイメージがあったから。

    投稿日:2021.07.12

  • よつば

    よつば

    この物語の主人公、親海小夜子(およみさよこ)はマイホームへ引っ越し夫、光太郎、娘のかんなと3人で暮らしています。

    特に大きな「何か」があるわけでもないけれど日常のほんの隙間に忍び込んだ異質な世界へ進んで行く小夜子に不気味な狂気を感じました。

    不穏な空気感が絶えず流れている様なストーリーですが、もしかしたら1歩間違えば誰にでも起こりうる様な事なのかもと思えて来ます。

    理性だけでは抑えられない人間の不可思議な感情が如実に表現された作品で怖い反面、興味深く読みました。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.04

  • ichigosamba

    ichigosamba

    このレビューはネタバレを含みます

    *主婦・小夜子が美容師・海斗から受け取った、一本の営業メール。それを開いた瞬間から、小夜子は自分でも理解できない感情に突き動かされ、海斗への執着をエスカレートさせる。明らかに常軌を逸していく妻を、夫の光太郎は正視できない。やがて、小夜子のグロテスクな行動は、娘や海斗の恋人も巻き込んでゆく。息苦しいまでに痛切な長篇小説*

    普通の主婦の、ただのストーカー物語。ではありません。
    海斗へのストーカー行為がやけに淡々としているなあ、と思っていたら、本当に見て欲しかったのは夫だったのですね。巧い!
    若い頃とは愛情の質や熱量が変わっただけなのに、その喪失に順応しきれなかった小夜子の幼さ。だからこその、好意を見せてくれた他者への執着行為。
    構成も展開も心理描写も素晴らしく、エンドレスな予感の不気味なラストもこのお話には相応しい。ただ、この作品の醍醐味は、ひと歳取らないとわからないかもですが・・・

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.09.10

  • kazekaoru21

    kazekaoru21

    営業メールからストーカーに変ってゆく。一歩道を踏み外せば、だれもなりうるかもしれない。小夜子の執着は、寂しさの現れか。映画では、平凡な主婦は常盤貴子で(綺麗すぎる)、もし、もっと地味な女優さんだったらどう違ってくるか。。続きを読む

    投稿日:2020.05.31

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