【感想】ドラマチック・マエストロ（3）

このレビューはネタバレを含みます

サガミワカ先生の初商業コミックとして2008年に発売された
『ドラマチック・マエストロ』が　3巻続いた末にようやく完結！

普通の高校の中で金持ちのボンボンだけが集まる”理事長室”。

この作家さんは他の作品ではリーマンとか結構大人の恋愛描いてる人なのに、高校生ラブ？ってビックリしました。
なんというか設定的にひと昔前に流行っていたBLって感じじゃないですか。
金持ちなイケメソがいっぱい集まって特別オーラ出しまくりっていうのがもう＾＾；
そもそもスクールラブが何か今更な感があってなぁ＾＾；；；

あとがきにありましたが編集さんから設定もらって描いたんだとか。
なんか納得…多分作家さんご本人が自発的にこういうネタでは描かないんじゃないかなと思うので。。。

あんまり好きになれそうにないなと思いながら読んでいたんですけど
読み進めれば進めるほどにどんどん面白くなっていった！！

京×姫の話はまぁそれほどでもなかったけど
（ていうかこの二人はエロシーンなかったけどまさかプラトニック？＾＾；）
みどり×篠とナツ×マオの話は思っていた以上のストーリーでした。

どのCPにしても、ラブと家庭の事情がうまく織り交ぜられていました。
で、それぞれのCPのエピソードの混ぜ方も良かったと思うし。
本人の持っているトラウマとか意地張ってる部分を
ラブで溶かす！！的なところがねぇ。ホロリと来た～～～

にぎやかに始まった話だったので、まさかこの漫画で泣くとは思いもしなかった。

つか6人いてみんないつまでも一緒で仲良し☆とかじゃなくて、
ちゃんと別れの時が来るっていうのがリアルでいいですよね。
人がそこに居るのには理由があって、その理由がなくなったら
それまで毎日居た人とも顔を合わせなくなるじゃないですか。
そういうところが個人的には凄く良かった。

期待値を大幅に超えるものを提供してくれたサガミワカ先生、
この作品でより一層好きになりました。
長編はこれが最初だったと思いますが、この作家さんは長編を描いた方がいいと思います、絶対！！

ちなみに私はみどり×篠のCPが一番好きｗ
みどりいい男すぐるｗｗｗ　
みんなが幸せになれてよかったよかった！ｗ

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