【感想】花燃ゆ 一

大島里美, 宮村優子, 五十嵐佳子 / NHK出版
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • seiyan36

    seiyan36

    本作の著者は、大島 里美さん(1977~)、五十嵐佳子さん(1956~)、宮村優子さん(1958~)。

    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』を
    全ノベライズ。全4巻刊行開始!

    長州・萩の下級武士、杉家の四女・文は、破天荒な兄・吉田寅次郎(松陰)を支え、杉家の家族とともに様々な困難を乗り越えていく。兄を助けて松下村塾を切り盛りし、やがて塾生の一人・久坂玄瑞と結婚。時代は幕末の動乱に向け動き始めており、文もまたその流れに翻弄されていくのだった――。

    ---引用終了


    最近は、NHK大河ドラマを見ることは少なくなった。
    直近では、2018年の「西郷どん」は年間を通して見ていた。
    ちなみに、「花燃ゆ」も見ていなかった。

    最後に、2015年以降のNHK大河ドラマを見ておきます。

    2015年 花燃ゆ
    2016年 真田丸
    2017年 おんな城主 直虎
    2018年 西郷どん
    2019年 いだてん 
    2020年 麒麟がくる
    2021年 青天を衝け
    2022年 鎌倉殿の13人
    2023年 どうする家康
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    投稿日:2024.02.10

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2015.01.08読了)(2014.11.28購入)
    【杉文とその周辺】
    杉文が主人公とはいっても、戦国や江戸時代の女性を描こうとすれば、誰か身近な男性と時代を中心に話をすすめざるを得ないのは、「八重の桜」「江」「篤姫」などと同じです。
    この物語では、長州藩、吉田松陰が話を進めて行く上でのとりあえずの中心です。いずれ、久坂玄瑞や小田村伊之助へと移ってゆくのでしょう。
    読んだ印象、ドラマを見た印象で気になるのは、国や公のためというところが真正面にでているところです。世の中が、私を主張しすぎるので、国や公のためを優先して生きた人を取り上げて、世の中の反省を促しているのでしょうか?
    ドラマは、松下村塾での場面から始まるのですが、間もなく、文や寅次郎が比較的小さかったころの場面に変ります。文さん8歳です。
    嘉永三(1850)年八月、寅次郎は、九州遊学が許され、旅立ちます。
    アヘン戦争について書いてあるものを読ませてもらったり、宮部鼎蔵にあったりして帰ってきます。
    その後、江戸行きも許され、江戸遊学に。江戸では、佐久間象山らに学ぶ。
    寅次郎は、藩の許可を待たずに東北旅行に出かける。脱藩ということになる。
    寅次郎の妹の寿の縁談が進んでいたが、寅次郎が罪を犯したので、破談となり、小田村伊之助と結婚することになる。
    寅次郎は、武士の身分を剥奪され、父・百合之助のもとで、再教育の機会を与えられた。
    自由の身になったうえに、再びの江戸遊学が許された。
    寅次郎が、江戸について間もなくの嘉永六(1853)年六月三日、ペリーの船が江戸沖に姿を現した。
    寅次郎は、ロシア艦隊が長崎に来ているという情報を得た。西洋の文化を学ぶため、ロシア艦隊に密航しようと企んで、長崎に向ったが、寅次郎が長崎についた嘉永六年十月には、ロシア艦隊は長崎から去ったあとだった。
    安政元(1854)年一月、ペリーが再び来航。
    寅次郎は、密航を企てたが、受け入れてもらえず、自首して、再び、萩へ戻され、野山獄に投獄された。
    その後、自宅蟄居となり、家族と共に過ごす。
    自宅で、塾を開き、学びにくるものと共に、一緒に学び始める。
    文は、塾生の久坂玄瑞と結婚することになる。
    文さんが主役なので、いろんなことが文さんの活躍で、進んでゆくかのようにじょうずに話がつくられています。

    【目次】
    第一章 嵐を呼ぶ妹
    第二章 波乱の恋文
    第三章 ついてない男
    第四章 兄の大失敗
    第五章 志の果て
    第六章 女囚の秘密
    第七章 放たれる寅
    第八章 罪人の塾
    第九章 面白くない男
    第十章 塾生たち暴れる
    第十一章 すれちがう恋
    第十二章 妻は不美人

    ●公のために(11頁)
    『己を捨てよ。公のために尽くせ』
    ●至誠にして(48頁)
    「『至誠にして動かざるは、未だこれ有らざるなり』誠を尽くせば、動かせんもんなんぞない、違うか?」
    ●思いが届くなら(72頁)
    「のう、文。おまえはどう生きる? 自分の人生を、自分の命を、何のために使う? 兄はいつも、そのことを考えておる。……死などかまわん、思いが届くなら」
    ●江戸に行けば(233頁)
    「江戸に行けばそれが見えるんか。書物で? 塾で? それは今この場所でできんことなんか? 今この場所で己を突き詰められん者に、一体他国で何ができるというんじゃ!」
    ●恐れること(246頁)
    「―文、僕がこの世の中で、いちばん恐れとるもんが何かわかるか?」
    「何事もなさんことじゃ。そしてなそうとせんことじゃ。志の果てに迎える死以外で、死にとうはない。断じて」

    ☆関連図書(既読)
    「吉田松陰」奈良本辰也著、岩波新書、1951.01.20
    「吉田松陰」古川薫著、光文社文庫、1989.06.20
    「吉田松陰の東北紀行」滝沢洋之著、歴史春秋出版、1992.12.25
    (2015年4月28日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    明治維新のまっただ中を生き抜いた女性がいた。長州・萩の下級武士、杉家の四女・文は、破天荒な兄・吉田寅次郎(松陰)を支え、杉家の家族とともに様々な困難を乗り越えていく。兄を助けて松下村塾を切り盛りし、やがて塾生の一人・久坂玄瑞と結婚。時代は幕末の動乱に向け動き始め、文もまたその流れに翻弄されていくのだった―。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.28

  • nztak

    nztak

    2015年大河ドラマ原作。

    展開が異様に早い。メジャーな内容では無いので目新しい。
    史実と異なると思うが、よくここまで作りこめたなぁ、と関心。

    投稿日:2015.01.19

  • chifuyuk

    chifuyuk

    今年2015年の大河ドラマのノベライズ、3月までの分。
    1858年、明治維新の10年前まで。それからの10年に比べればまだ平穏と云えるでしょうか。そう云えば、ドラマは2回目から井上真央になったけど、文ちゃん、まだ12、3歳なんだよねえ・・・続きを読む

    投稿日:2015.01.18

  • ssano610

    ssano610

    20150112
    吉田松陰の妹を描いた。大河ドラマ始まったところ。TV一話は今一だったがこれから面白くなりそう

    投稿日:2015.01.11

  • ゆうさく

    ゆうさく

    2015.1.3

    久坂玄瑞と文のやりとりがごちそうさんみたいな感じ
    東出くんの当て書きか?
    思ったより志士達との交流が無いかも?
    久坂と文のやりとりにちょっかい出す高杉くん(&塾生)は なかなかニヤニヤするな…

    1巻で 結婚
    2巻で 死別
    3巻で 子守
    4巻で 再婚
    な予想。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.04

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