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中村修二 / 集英社文庫 (6件のレビュー)
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総合評価:
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みつ
正しい努力ができても、"正しい方向"でなければ意味がないのだと痛感しました。 私は上に言われたことは何の疑いもなくやる派なのですが、これからは少し批判的な見方をしていけたらなと思います。 星3の理由…としては、「一人で完成させた」感が強すぎたからです。 たしかに、一人孤独に十何年間もコツコツ継続することは難しいですし、辛いことだと思います。そういった意味では一人で完成させたのかもしれません。 しかし、それができる環境があったからこそ青色LEDは生まれたのであり、曲がりなりにもその環境を作り出していたのは会社です。 決して一人の手によって生まれたのではないと思います。続きを読む
投稿日:2022.02.16
香菜子(かなこ/Kanako)
ノーベル物理学賞受賞者でカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二先生による著書。中村修二先生については、日本的な価値観や枠組みには収まらない、個性的で時には攻撃的、傲岸不遜にも思われがちな言動…、以前の勤務先との訴訟問題を記憶している人が多いかもしれませんが、中村修二先生の研究に対する信念や情熱は本当に素晴らしくて、尊敬できます。研究者や研究者を目指している学生には特に参考になる点が多い良書だと思います。続きを読む
投稿日:2017.08.04
bs_yasagure
ノーベル物理学賞受賞のニュースを聞いた時、著者の中村さんの例の裁判のことを覚えていたので、マスコミはまた無邪気に「日本人3名快挙!」とかはしゃぐんだろうなと複雑な気持ちになったのは言うまでもない。典型…的理系人間の彼はただやりたいことをやって今に至るんわけじゃなく、その間には様々な困難があったわけだし、怒りを原動力としてここまで突き進んだ情熱はやはり尊敬に値する。そして才能を潰し、優れたものつくり人を外に出してしまう日本の体質は昔も今も変わらないわけで、技術分野以外でも企業と個人の関係のあり方は良くなるどころかますます…と思ってどんよりするのだった。はあ。続きを読む
投稿日:2014.10.20
touxia
日本の大学受験制度を 「人間の個性と可能性を窒息させているシステム」 といいきってしまう。 すごいね。 それだけのことをしてきたのだね。 LED青色光を開発する。 窒素ガリウムを使っておこなう。 人…がやらないところに向かって 突き進んでいったことが成功をもたらした。 結局同じことをやっても、うまくいくわけないじゃん。 ということなんだろうね。 自分を追いつめて、仕事をする。 自分の中で、観察し、アイデアを繰り返しだしていく。 熱く語るが故に、何が問題なのかがわかっておもしろい。続きを読む
投稿日:2013.01.13
7ryu
苦しみの末にあるブレークスルーを目指して。 クリエイティブなことがやりたい人こそ理系の研究開発目指したらいいんじゃないかな、と思った。
投稿日:2011.06.04
あきーら
青色発光ダイオードの発明者・中村修二氏が来し方を振り返りつつ、日本の企業・社会の持つ問題を提起している。裁判に至った経緯も書かれているが、それ以上に筆者の反骨精神に感じるところ大。
投稿日:2007.04.21
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