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宮城谷昌光 / 文春文庫 (14件のレビュー)
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Maz
文明は滅びやすいが文化は滅びにくい。文明は学びやすく得やすいため、他がそれを凌駕する時が来る。が、文化はそうはいかない。馬車は文明であり文字は文化である。速い馬車は造れても文字に勝るものをつくるのは難…しい。(p 253) 学問とは、耳目で識ったことを生きながら考え、生きながら活かすこと。(p 288) 平等と公平 - 民族が定住すれば、組織が必要となり、人に上下ができる。それはやむを得ず、つまり、平等はあり得ない。それぞれが能力に応じて尽力し、それが報いられる組織を作るというのが公平である。(p 361) 夏、商、周、春秋時代。夏は禹王から桀王まで17。471年間。桀王は湯王に敗れる。 威福 - 時に威圧を与え、時に福徳を与え、人を従わさせること。続きを読む
投稿日:2022.04.20
相模守
望の下に次第に仲間達が集い周辺の民族と商打倒への準備を着々と進めてゆく。望の右腕的な存在であった彪が敵として現れたのも下巻への楽しみへの一つ。酒池肉林も現代人が解釈している意味とは少し違い神々への祭典…の要素があったとの解釈。続きを読む
投稿日:2022.02.13
akari
太公望全3巻の中巻 上巻は背景や人を覚えることに少し一生懸命でしたが、中巻は背景を理解した上で物語に集中することが出来、面白くあっという間に読み終わってしまいました。 上巻で成長を重ね、下巻で目的を…果たす。 重要なシーンと大切な出会いの多いこの巻は、生き方が望みを叶えるのだと思わずにはいられません。 成長から目的につながることが納得出来、充実した気持ちで読ませて頂きました! 下巻ももちろんたのしみに続きを読む
投稿日:2020.07.05
マサユキ
姜の青年、太公望は「商を倒す」という強い思いを秘めつつ、旅をしながら多くの人物と出会い、自らを鍛えて大きく成長してゆく。「呪術の不合理から脱して、合理的な考えのできた人物」と、作者は太公望を評している…が、当たっていると思う。続きを読む
投稿日:2018.11.14
nabehiro
上中下の中でこの中が一番面白い。 話が急激に進む展開ではないけれど、読んでいて一番学びや納得できる箇所が多かった。思わず云々と唸って読んでしまった。
投稿日:2018.02.03
ヒューイチ
本巻ではチーム太公望が少しづつ人が揃い確実にコネを拡げ勢力を拡大していきます。 当初想定していた物語とはまるっきり違う現実路線です。 中国の歴史の一番古い王朝である夏王朝の歴史に少しだけ触れています…。大変興味深い逸話でした。 中華の古代民族と国名の話など知識向上の為にも良い本かと思います。 物語も下巻を残すばかりとなりましたが一気に読んでいきたいと思います!!!続きを読む
投稿日:2017.11.03
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