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坂口安吾 / 角川文庫 (21件のレビュー)
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4614
どんなに世界に呼びかけても世界は応答をせず、救いやチートも与えてくれない。それが徹底的にわかってる深い絶望。安吾の描くこの絶望はなぜか清々しいものが感じられて、人生なんてそんなもんだと悲嘆した心に快い…風が吹き抜けるような気分になる。 個人的に「二流の人」と「紫大納言」はそれを感じて本書のなかではお気に入りの部類でした。 黒田官兵衛/如水のイメージは戦国BASARAのせいで運のない男という感じなんだけれども、二流の人の黒田如水もやはり天運に恵まれない男という風に思う。天下への気力や智力をもっていながら、天下に挑む挑戦権すら手に入らなかった。もう本当に茶番としか思えないが、その姿は秀忠が感じるように純朴な美しさを携えて視える。本当に悪くない虚脱感に包まれた読後感でした。続きを読む
投稿日:2023.12.15
さざなみ
・青鬼の褌を洗う女 懐かしさと幸福感にあふれているのに、読み終わった後なにか喪った感じがする。サチ子は永遠の憧れ…ラスト2ページ鳥肌 「つまり頭でききとめて考えるということがなくなったのだから、匂い…というのは、頭がカラッポだということなんだろう。」 意識のすべてが体の隅々まで行き渡ればいいのになー、指や、足や、歯で考えたい、生きたいと切におもう!!続きを読む
投稿日:2021.12.22
tommy4926
独特のリズムで書かれていて、好き嫌いが分かれそう。 読みやすいものもあれば、わかりづらいものもあり、、という印象です。
投稿日:2018.07.30
noguo1975
なんというか、人間を暴く感じが凄いです。 善きも悪しきも併存するのが人間だと思いますが、それを赤裸々に描いていて、洞察力が深すぎて怖いと感じることも。 この歳になって初めて彼の作品を読みましたが、この…年齢で読んで良かったと思います。 若い頃だと、少し理解できなかったところがあったかもしれません。 久しぶりに良い本だと思った一作です。 ぜひ。続きを読む
投稿日:2017.07.01
nkybgs
福岡書店員の激押しブックフェアで。海援隊の二流の人もここからなのかね。堕落論という歌もあったもんね。
投稿日:2014.11.09
505
『白痴』が、とにかく凄かったです。 心理描写はさることながら、空襲の描き方… 見事すぎる! 他は、『青鬼の褌を洗う女』が良かったです。 今読んでも斬新すぎて、ついていけない話もありましたが…笑
投稿日:2014.10.11
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