【感想】天地明察(7)

冲方丁, 槇えびし / アフタヌーン
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • やお

    やお

    "「うむ しかし其方は
    それでも家督を投げ出さず 出奔せず 家を荒らさず
    出来得る限り家業に励んでおるのであろう
    まことに天晴れな心掛けだ
    それで良いぞ 渋川春海よ
    己の家を棄てず とらわれず 其方自身が春の海辺の如くあれ
    そして其方の暦法と事業を通して 武家の文明に春を齎してくれ
    春は必ずや来る」"[p.84]
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    投稿日:2019.08.16

  • まいつき

    まいつき

    こと・伊藤重孝・保科正之。春海の改暦事業を、公に私に支え励まし期待してくれていた人々が相次いで奇跡に入っていきます。彼らの思い出には一つの濁りもなく。
    その人々を裏切ることのないよう、これ以上周りの人々に落胆させないよう、身も精神も削って、改暦へと突き進みます。

    そして、満を持して奏上した改暦の表。宣命暦・授時暦・大統暦の三暦勝負。この結果をもって、改暦へ。
    のはずが、最後の「日触」予報を外してしまう。

    この挫折から、どう立ち直るのか。
    続きを読む

    投稿日:2017.07.17

  • へきくう

    へきくう

    人との縁が増えれば増えるだけ、今生での別れも多くなる。算哲は親しい人を亡くし、暦に精魂込める生活を送っていた。彼を正気に戻らせたのは道策の天元。いやぁ、道策は成長したなぁ。

    投稿日:2015.09.16

  • 咲子

    咲子

    このレビューはネタバレを含みます

    久しぶりに、えんさんが出てきたー!
    綺麗!可愛い!!

    さて、このお話の大一番勝負が…失敗に終わる
    ところで終わりますね。うわぁ。
    悲劇を乗り越えた先のまた悲劇。。。
    原作を読んでいて知っていても、気になる続き。

    この本を読んでから久しぶりに囲碁を勉強しなおしています。
    まだ5路盤からですが、まっさらな碁盤を見ていると
    どんな手になるのかさっぱり分からず、
    碁盤を宇宙、ご意思を星と例えた意味がそれとなく
    分かってきました。
    本来は19路盤なんだよな。。。19×19。

    手の数は、wikiによると10の160乗、
    チェスで10の50乗ってことらしいです。
    天文学的な数字…。

    囲碁と天文学は通じるところがありますねぇ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.01.18

  • Hazel

    Hazel

    内容紹介

    異才・冲方丁初の時代小説にして、数々の賞を受賞し映画化もされたベストセラーを実力派絵師・槇えびしが爽快に描く新感覚時代漫画! 改暦事業は一度頓挫したものの、研鑽を重ね着々と成果を挙げる渋川春海。だが立て続けに大事な人を失ってしまう。悲しみの底にある春海は立ち直れるのか!? そして改暦事業の行く末は!? 人生の喜怒哀楽が流転する第七巻!!続きを読む

    投稿日:2015.01.11

  • 黒髪の乙女

    黒髪の乙女

    「先人達が尽力して作り上げたこの泰平の世で 今 この事業を刀を以って抹殺する事など出来ると思っているのでしょうか?」。今回,心に響いた言葉。この時代に,こんなことを言える,春海さんの人柄が出ているなぁと思いました。つらい別れがいくつもあり,それでも前を向く。少しずつ,進んでいく。この作品を読み始めたときから変わらない気持ちだけど,春海くんを心から応援したい,見守りたいと思いました。続きを読む

    投稿日:2015.01.06

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