【感想】妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内

菊地章太 / 角川学芸出版単行本
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mimm

    mimm

    大学で行なわれた妖怪学の講義の中、西洋妖怪についての講義と、公開講座の原稿をもとに書かれた1冊。
    ヨーロッパの人々における”妖怪”。ムーミンから始まり、魔女、ドラキュラ、悪魔、聖痕等々、説明のつかないできごとを”妖怪”として解いていきます。
    知らないことばかりで、とても興味深く一気読み。実際の講義を受けてみたくなるくらい、引きつけられる筆致でもありました。入門書的な感じ。
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    投稿日:2017.06.06

  • 仁愛女子短期大学附属図書館

    仁愛女子短期大学附属図書館

    某大学で正規の講義科目として設けられている「妖怪学」、この本はその科目を担当している菊地教授が書かれています。

    一般に「妖怪」と聞くと、日本由来のお化け(妖怪といえば「ゲゲゲの鬼太郎」。この中に出てくる「ぬりかべ」や「子なき爺」のような)だけを想像してしまいますが、この本では日本だけに限らず、吸血鬼や魔女、オオカミ男、それにあのムーミンなんかも出てきます。辞書的な定義を見ても、妖怪とは「人の理解を超えた不思議な現象や不気味な物体。(goo辞書による)」とされていて、別に日本だけに限ったものではないようです。

    絵本に映画、アニメに小説。ファンタジーにこうした妖怪・お化け・モンスターは付きものです。この本を読んで、「妖怪」というものについて+αの知識を得ておけば、ファンタジーがもっと楽しくなるかもしれません。

    本自体は会話(あるいは講義)の内容をそのまま文章化した感じで、すらすらと読めてしまいます。
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    投稿日:2013.10.01

  • y_doka

    y_doka

    「妖怪学」の先生である著者が、(たぶん自身の専門とはちょっとずれた)西洋の妖怪について記述したエッセイ風の本。
    ギリシャ神話の怪物とかドラキュラとかのおもしろ話もよかったのだけど、個人的にはもうちょっとマニアックなものを取り上げてほしかったなあという思いも。

    とはいえこういう「異界のもの」を論じるってのは僕の嗜好にぴったり合う。
    同じ著者のちゃんとした論考も読んでみたい。
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    投稿日:2013.03.24

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