【感想】街道をゆく 15

司馬遼太郎 / 朝日新聞出版
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • nanako takahashi

    nanako takahashi

    室町 渡 江差 松前
    南方建築 均一
    山丹貿易と黒竜江・モンゴル
    金肥 綿 大阪
    北前船 高田屋嘉兵衛 ゴローニン
    榎本武揚 オランダ・開陽丸
    奴隷労働…

    投稿日:2023.10.25

  • tanuki84

    tanuki84

    司馬遼太郎さんの街道をゆくシリーズ。故郷の北海道から読む。松前藩の取り組みや住居構造などから、大陸文化ではなく稲作文化が普及しづらい大地北海道でも中央との同一化の傾向から逸脱しづらかった開拓の経緯が綴られている事が、巻末で陸別の自然に還る開拓を志した関寛斎のエピソードで終わる事に象徴されている。自然と人の営みについて考えさせられる一冊。続きを読む

    投稿日:2023.08.28

  • jun55

    jun55

    このレビューはネタバレを含みます

    以下抜粋~
    ・当時、二千万近い人口があったとして、このことごとくに綿製品を着せるとなると、大変だった。その働きを蝦夷地の鰊漁が果たしたことなると、活況は尋常なことではない。
    ・長州藩は藩経済は早くからコメへの純粋依存から抜け出し、産業国家をめざしつつあった。その上、下関が当時、日本的な規模での海運と国内貿易の一中心地であったから、この藩の藩士が他藩の者より数歩すすんだ経済感覚を共有したのはむりもなかった。この感覚が、国外世界を理解する上でプラスに作業し、結果としてはコメ経済のみの幕府を倒す勢力になった。ひるがえっていえば、商人みたいで。という子母沢さんの印象は、幕末・戊辰の倒幕勢力の本質の重要な部分をすくいあげているともいえる。
    ・大久保政権が西南戦争で使った戦費は巨額なものになり、かれらが欧化の先鋒的なモデルにしようとしていた北海道開拓の資金がすっからかんになってしまった。
    このあと、北海道開拓の方針が、黒田・ケプロン的な童話から、一変するのである。
    「囚人を使いましょう。かれらが死んだ方が政府がもうかるじゃありませんか」

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.30

  • 月猫夕霧

    月猫夕霧

    北海道を旅する司馬さん、前半は函館松前江差を巡ります。にしても松前の土地への評価が低いなぁ。松前は確かに広い低地は無いけど広い台地があるので耕作をするつもりでなければ住みやすいところに見えるのですが。この辺り司馬さんの脳が自然と農耕民族視点で評価しているのかなとも感じます。で、後半は札幌、石狩、新十津川、旭川と来て最後が陸別、って最後に遠くまで飛びますな。なんか北海道の大きさを舐めた移動距離です。続きを読む

    投稿日:2021.09.17

  • 海ナマコシニア

    海ナマコシニア

    米によって日本が同質化を強いる社会になったのを考えながらの旅。あと、自分の軍隊経験を踏まえての明治の行刑や屯田兵制度への批判

    投稿日:2020.06.16

  • シップ

    シップ

    函館近辺、札幌、新十津川、陸別への紀行文。
    関連する人物は、高田屋嘉兵衛、榎本武揚や関寛斎。
    また、開陽丸、屯田兵、十津川村の開拓者等の話が語られる。

    投稿日:2017.11.09

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