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辛永清 / 集英社文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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hituji8
このレビューはネタバレを含みます
台南、料理というキーワードに惹かれて手に取る。戦争中、戦後の影のようなものは、よぎっているが政治的なメッセージは書かれていない。「中国人」という表記に違和感を感じるが筆者はどう考えていたのだろう。料理というのは食べるものだけのものではないと考えさせられる。
投稿日:2023.06.09
有邑空玖
お腹減る。日本人には馴染みのないものもあるけど、とりあえず台湾に行っていろんなものを食べたくなる一冊。
投稿日:2016.12.04
martin-rue
読んでいると、お腹が空いてくる。台湾のお金持ちのスケールの大きさと手間ひまをかけた食事の数々。一度も食べたことのない料理ばかりで、味を想像するのも楽しい。お姫様ではなく、精神的にも豊かな一人の人間を育…てるポリシーに、名家の貫禄を見た。続きを読む
投稿日:2015.02.25
book4646
古き佳き時代の台南の外省人家庭の食を中心とした暮らし。著者が料理研究家のため食べ物の描写が緻密。この年代の日本語を学んだ外国人特有の美しい日本語。使用人と雇い主の関係が日本や西洋と較べるとフラットだったのね。一夫多妻制度の名残か正妻と妾が同じ家に住んでるとは時代劇みたい。名家すぎて実家に戻れなくなるあたり中国の家制度も強力だ。豊かな家に生まれたことと、なにもさせないお姫様に育てるのは全くべつのことだ。という言葉がいい。
投稿日:2014.12.17
enato
台湾出身の料理研究家の綴る文章は飽食時代の私たちが読んでも、なんて美味しそう・・・とため息が出そうな描写。でも一番は料理は誰と、どんな風に食べるかが大切なんだ、と思い出させてくれる温かくて切ないエッセ…イ。続きを読む
投稿日:2014.10.02
mamimina
何度読み返しても胸を打たれる。料理家でもあった台湾女性の著者が、子供時代に享受した、大家族の愛と美味、大らかな台南の人情と自然を描くエッセイ。知らないのに懐かしく感じる。大好き。
投稿日:2014.03.19
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