永遠の放課後

三田誠広 / 集英社文庫
(48件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
2
16
18
5
0

ブクログレビュー

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  • naoko

    naoko

    美しい恋愛小説です。今時、若者が主人公の恋愛モノでここまで清潔感のある作品は珍しいんじゃなかろうか。ドロドロしたものがなくても中身が充実しているのは、舞台となるバンド活動についての描写や、進路に悩む主要人物の心の描写や会話のひとつひとつがとても丁寧に書かれているからだと思います。
    何か分かりやすい事件が起きるのが小説の常ですが、作品の出来、不出来が「何が起きたか」という事件頼みにならないところがこの作品の優れた点です。
    何かが起きたときに人物たちが「どう動き、どう感じ、どう変わったか」をきちんと描いています。事件の内容ではなく、それを取り巻く事象の文章表現で真っ向勝負しているので、とても感じの良い小説です。じっくり読みたいと思わせます。
    春のソナタもだったけど、作者の三田さんはプライベートで音楽をする方なのかな。三田さんの作風にはこのテーマがよく合っていると思います。
    続きを読む

    投稿日:2018.01.30

  • いさと

    いさと

    やっぱりこの人の書く演奏描写は凄く好き!
    文体がとても淡々としていてそこに惹かれてしまう。三角関係でいちご同盟も書いてるけどやっぱりいちごの方が好きかな。幼馴染の男のこがさすがにちと可哀想。ヒミコちゃんも出てくるし完全に蚊帳の外なイメージを持ってしまった。続きを読む

    投稿日:2016.10.29

  • 8833aries

    8833aries

    20160624
    タイトルが永遠の放課後というのがなんともグッドです。
    歌を歌う場面が、実際に聴くよりも心に響いてくる気がして、ことばのつよさ、重み、ちからみたいなものを感じました。
    もう一度ゆっくり読みたい。続きを読む

    投稿日:2016.06.24

  • djkazma

    djkazma

    高校生とも違う、大人とも違う『大学生』のもやもやを描いた物語。

    音楽やバンドの話をスパイスにいわゆる三角関係の恋愛を描いていた話なんだけど出てくる人が抱える悩みや劣等感がリアルだなって感じた。

    学時代はアコースティックギターと歌を共通の話題として仲良くしていた3人。だが、大学生になり各々が違う道を歩み出すとお互いに距離感が生まていく。
    「僕」は音楽を続け、親友の2人は国際ボランティアに精を出す。「僕」は社会に対して何も生み出していない自分をどこか下に見て2人の世界の邪魔をしないように気遣うし、2人は音楽の道を歩み始めた「僕」を遠い目で見始める。

    大学生は自由だ。そして大人でなければ子供でもない。将来や生き方についても考えなければいけない。それぞれが全然違う世界観で過ごし始めるから「自分が何者なのか」を見失いやすいし、「人と自分を比べて」しまう。そんな大学生が淡々とした文章で切り取られている。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.02

  • yajimabi

    yajimabi

    この人の小説はみな説明ゼリフみたいな抑揚のない言葉を登場人物たちに喋らせる。リアリティに欠ける一方で、なぜかその言葉だけに集中出来て逆に胸をうつ表現に鳴っている気がする。親友の彼女が好きなことを寸でのところで留まっている自分が好きなだけだった。納得できる続きを読む

    投稿日:2015.05.11

  • fujisawalover

    fujisawalover

    恩師にプレゼントされた本。

    五年ほどあけて二度読んだ。

    最初に読み終えた時は、良かったなと思ったが、

    二度目に読み終えた時は、なんだかやるせない気持ちが残った。

    投稿日:2013.11.26

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